2019年3月20日水曜日

トリノ人が生み出した世界的トリノ名物の数々

今月はグルメ旅がもう1つ。
2つ目の街はトリノです。
トリノはカフェ文化が花開いた街です。
まずは、トラメッツィーノ(サンドイッチ)が考案されたと信じられている小さなカフェ・ムラッサーノ。

ムラッサーノは1907年にできて以来、経営者の移り変わりに伴って店もスタイルを変えてカフェになり、1926年にオーナーになったアメリカ帰りの一家によって、アメリカ製の新型のトースターが導入されて、そのトースターで焼いたサンドイッチが人気になったと言われています。
ということは、ホットサンドだったんでしょうか。
でも、下の動画ではホットじゃないサンドイッチを紹介しています。


まあ、老舗なのは間違いないようです。

次はベルモット。
カクテルに入ってるお酒という程度の認識しかないですが、トリノでは現代版のヴェルモットがイタリアで最初に造られて以来、独自の進化を遂げていたのですね。
ベルモットの原型はドイツで造られた薬効のある草、ニガヨモギの酒。
ニガヨモギが豊富に自生していたイタリアでは、サヴォイア家の宮廷で、同じ名前のよく似た酒が造られるようになり、やがてイタリア産のベルモットは世界中に知られるようになって、トリノはベルモットの街になったのでした。
ちなみに、トリノのベルモットの考案者はアントニオ・ベネデット・カルパノ。


次のトリノの発明品は、ピングイーノです。
説明は下の動画をどうぞ。


チョコレートでコーティングされて、スティックがさしてあって歩きながら片手で持って食べることができるジェラートです。
トリノはジェラートにも革命を起こしていたのでした。
ピングイーノを考案したのはジェラテリーア・ペピーノ。
最新作はベルモットメーカーとコラボしたベルモット風味のノンアルコールのピングイーノ。
トリノに行かないと食べれないのでしょうか。
 ↓

トリノの商人は、やり手ですねー。
ピエモンテのドルチェは世界的に知られた、イタリアのドルチェの3本柱の1本。
お勧めの本は、お手頃価格で知られるニュートン・クチーナ・レジョナーレ・ドルチェシリーズの『ピエモンテ・ドルチェ』。




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“グルメ旅~トリノ”の記事の日本語訳は、「総合解説」2016年11/12月号に載っています。
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1 件のコメント:

Packers And Movers Chennai さんのコメント...
このコメントはブログの管理者によって削除されました。

ジェラートはパンとの相性も良いデセール。シチリアとナポリの人のジェラートの食べ方は、ほんとに自由。

今日は、(CIR)7月号のリチェッタから、ジェラートの話(P.12)。 リチェッタのテーマは、シンプルにコーンやカップに入れるジェラートではなく、クロスタータやボンボローニ、はてはフォカッチャにのせるジェラート。 ジェラートのデセールの最高峰はトルタ・ジェラート。 パン・ジェラー...