ロッシーニとペーザロ、今日はペーザロの話。
ペーザロは、マルケ州の町
ペーザロは、マルケの中では州都アンコーナに次いで大きな町。
ここ数年発展が続いている景気の良い町なんだそうです。
目の前は砂浜が続くアドリア海。
南北は丘に囲まれていて、一年中温暖な気候。
ペーザロを紹介する動画。
3:30あたりからロッシーニの話も出てきます。
ロッシーニの生家はパラッツォ・ドゥカーレのそばにあって、現在、ロッシーニ博物館になっています。
カーザ・ロッシーニ
www.kontrotempo.it
ロッシーニは、ペーザロが生んだ一番の有名人。
毎年8月に2週間にわたって行われるロッシーニ・オペラ・フェスティバルも有名。
今年は8月9日から23日まで開催されました。
会場になったテアトロ・ロッシーニ
www.teatrorossini.it
このフェスティバル、初の海外公演として、今年の11月に日本にやってくるようですね。
その関連サイトで、ロッシーニ・オペラ・フェスティバルのことを解説しています。
ペーザロのことまで、ちゃとん書いてありますねえ。
↓
www.tbs.co.jp/event/rossini2008
ペーザロの料理で有名なものと言えば、ブロデット。
ズッパ・ディ・ペッシェのアドリア海での呼び方が“ブロデット”, photo by lucadea
隣町のファーノでは、毎年9月に、ブロデットとズッパ・ディ・ペッシェ・フェスティバルも開催されます。
hpはこちら
www.festivalbrodetto.it
今年は、9月12日から10月12日まで、町の魚屋さんで、ブロデット用のセット1人前約400gを6ユーロで販売するそうです。
レストランでは、ブロデットが1人前15ユーロに。
バールやパブでは、魚のつまみが5ユーロ。
メインイベントは、19日から21日まで。
イタリア各地のレストランが出店するので、イタリア中のズッパ・ディ・ペッシェを味わうことができるみたいですよ。
フェスティバルの動画
↓
festivalbrodetto.it
もう一つ、『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事では、ピアディーナもペーザロの名物として紹介しています。
ソーセージのピアディーナ, photo by ♥♡ Kiki Hood ♡♥
ロマーニャ地方のものとはちょっと違って、ラードを塗りながら折り込むペーザロのピアディーナ。
地元の人が、おいしい店としてブログで紹介しているのが、da Terry。
地元の人はla Untaと呼んでいるそうです。
Baia Flaminiaのvia Bruxellesにあります。
マルケには、ブロデット・アカデミー協会というのがあって、ブロデットの普及に取り組んでいます。
hpはこちら
www.todine.net/accademiadelbrodetto
協会によると、ブロデットのリチェッタは漁師さんの数だけあるけれど、大きく4つに分類することができるんだそうです。
北から並べると、
ファーノのブロデット
アンコーナのブロデット
ポルト・レカナーティのブロデット
サン・ベネデットのブロデット
それぞれどんなブロデットなのか、リチェッタもあるので、次回はその内容を訳してみます。
-------------------------------------------------------
関連誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2006年8月号(クレアパッソで販売中)
“ペーザロ;ロッシーニの生まれ故郷”の日本語訳は、「総合解説」'06&'07年8月号、P.2に載っています。
翻訳アルバイト募集中。
詳しくはcreapasso.comをご覧ください。
[creapasso.comへ戻る]
==============================================
登録:
コメントの投稿 (Atom)
よもぎはドイツ語ではベアムート。かっこよくてお餅につける名前じゃないよね。トリノでパティシエが白ワインとよもぎから作りだしたのがベルモット。
今日のお題は、メイド・イン・イタリーの食材です。(CIR2022年1月号P.37の記事) その食材は、ベルモット。ピエモンテ州トリノで誕生したフレーバード・ワインです。 白ワインにスパイスとハーブを加えて香りをつけたもの。 ところで、ベルモットはドイツ語の“ヨモギWermut”が...
-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
(CIR)2月号の“ゆでないパスタ”というのは、たっぷりの沸騰した熱湯にパスタを入れて常に沸騰させながらゆでる、といういわゆる伝統的と呼ばれる昔ながらの方法でパスタをゆでない方法です。 プロの技を駆使しながらゆでないでパスタを加熱する方法を取り上げたのがこの記事です。 その一つが...
-
今日のお題はプリーモピアット。今月の「 総合解説 」P.5の料理です。 スパゲッティなんですが、料理名がやたらカッコイイ。 “アサシンのスパゲッティspaghetti all'asssassina”だって。 初めて聞きました。 聞いたこともない料理だったのに、逆にnetに...
0 件のコメント:
コメントを投稿