2008年5月15日木曜日

オステリーア・ジャ・ソット・ラルコ

ブッラータの話、その2です。

プーリアでブッラータを食べようと思っている人に、情報を1つ。
プーリアを代表する有名レストラン、オステリーア・ジャ・ソット・ラルコ Osteria già sotto l'arcoで、独創的なブッラータ料理を出していますよ。


Sotto l'arco
店からの眺め?、下は魚のカンネッローニ, photo by mafe de baggis


店のhpはこちら


テレーザとテオドジオ・ブオンジョルノ夫妻の店で、シェフはテレーザさん。
カロヴィーニョという町にあります。
オストゥーニとブリンディジの中間ぐらいの所。

テオドジオさんの家族は代々飲食店を経営していて、テレーザさんは結婚してから独学で料理を勉強したんだそうです。
今やプーリアでも指折りのシェフとして知られているんだから、すごいですねえ。


hpの店のメニューを見てみると、前菜の一番最初に載っているのがブッラータ料理です。

「ブッラータのカダイフ包み、トマト、マルティーナ・フランカ産カポコッロ、オリーブのクレーマ、ドライトマト添え」

こんな料理

80g程度のブッラータを、カダイフで包んでオーブンでさっと焼いた1品です。
カダイフは、トルコやギリシャの極細麺。

Kataifi - Καταϊφι
カダイフ, photo by

外側は麺がこんがり香ばしく、内側はブッラータがとろーりトロトロ。
ドライトマトの酸味がよく合いそうですねえ。

この他に、プーリアでは一般的なキノコ、カルドンチェッリ(エリンギの一種)を使った料理や、プーリアならではの素朴でおいしい1品、空豆とチコーリア、定番のオレッキエッテ、やはりプーリアではよく見る馬肉料理、新鮮な魚料理などもあります。

ワインはプーリアのものを中心に500種類。

この店は雑誌でも時々取り上げられています。
たとえば『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2005年8月号でも、ブッターラのカダイフ包みを紹介しています。


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関連誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2005年8月号(在庫なし)
テレーザ・ブオンジョルノシェフの記事は「総合解説」P.15に載っています。


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