オリーブの話をしていて、すっかりオリーブ通になった気分ですが、庭に実ったオリーブの実を食べようと思ったら、どうすればいいのか、まださっぱり分かっていないことに気が付きました。動画を見ていて気がついたのですが、オイルを搾る段階でハンディブレンダーで撹拌したオリーブは、なかなか美味しそうなオリーブのパテでした。
黒オリーブのパテ
材料
・種つきガエータの黒オリーブの塩水漬け170g
オリーブの種を抜く。
・にんにく1かけ
・アンチョビ1尾
と一緒にブレンダーでパルス式で撹拌する。
・トーストしたパンに塗る
超簡単。
次はグリーンオリーブのパテ。
種抜きグリーンオリーブのパテ・・1カップ
塩を洗い落とした塩漬けケッパー・・小さじ1とオリーブオイル
をハンディ・ブレンダーで撹拌する。
レモン汁・・くし切り1片分と乾燥オレガノ少々を加える。、唐辛子(好みで)を加える。
これも簡単でアレンジの幅も広そう。
オイルを搾る前にオリーブを潰す、スキアッチャーテschiacciateという技もありました。
潰したら味をつけます。(condite)
このことをクンツァーテcunzateと言います。
オリーブの下処理。スキアッチャーテ・クンツァーテ。
オリーブを潰してレモン1個を入れた水に毎日水を替えながら4日間晒して苦味を抜く。
オリーブオイルをかけて混ぜ、オレガノつわ加える。
さらに水気を切ったジャルディニエーラ、小粒玉ねぎの酢漬けを加える。ビネガーを加える。時々混ぜながら2日漬ける。つけ汁と一緒に密閉ビンに詰めて保存する。
もう一つ、クンツァーテ。
オリーブは下処理の方法さえマスターすれば、無敵の食材ですね。
オリーブのリチェッタ何かないかなあ、と探していたら、こんな美味しそうなオリーブが表紙の本が。『クチーナ・プリエーゼ』ですって。やっぱりオリーブのことはプーリアに聞かなくちゃ。だいぶ前に入荷して、紹介するの忘れてました。
次回は、リチェッタを探してみます。
-------------------------------------------------------
「総合解説」の関連記事は2017年11/12月号に載っています。
クレアパッソの販売書籍リスト
[creapasso.comへ戻る]
=====================================
登録:
コメントの投稿 (Atom)
ジェラートはパンとの相性も良いデセール。シチリアとナポリの人のジェラートの食べ方は、ほんとに自由。
今日は、(CIR)7月号のリチェッタから、ジェラートの話(P.12)。 リチェッタのテーマは、シンプルにコーンやカップに入れるジェラートではなく、クロスタータやボンボローニ、はてはフォカッチャにのせるジェラート。 ジェラートのデセールの最高峰はトルタ・ジェラート。 パン・ジェラー...
-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
今日はブラザートの話。 『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。 バローロのブラザート, photo by Silvio 記事によると、 ブラザート brasato は、イタリア語で「炭」という意味の“ブラーチェ brace ”の古い呼び方、“ブラーザ brasa ”が...
-
今日のお題はプリーモピアット。今月の「 総合解説 」P.5の料理です。 スパゲッティなんですが、料理名がやたらカッコイイ。 “アサシンのスパゲッティspaghetti all'asssassina”だって。 初めて聞きました。 聞いたこともない料理だったのに、逆にnetに...
0 件のコメント:
コメントを投稿