2019年11月28日木曜日

ランゲのバロリストたち

きのう、バローロの畑100haはミラノのドゥオモ広場のアパートより高価、という話をしたところで、偶然にも、朝のテレビでミラノのドゥオモ広場近くのアパートが3億円、という話を耳にしました。
ランゲのワインメーカーたちの鼻息が荒いのも納得ですね。

で、バローロの醸造家たちのことをバロリストと呼ぶそうですが、彼らは半端じゃない起業家たちです。
美味しいワインを作りたいという思いからスタートして、ついにはバローロというテロワールを造り上げ、ランゲを世界遺産にして、ルレ、レストラン、ゴルフ場を経営してしっかりかせぐ一方で、新しいカンティーナも造って、バローロをますます魅力のあるワインにしています。
北イタリアではIT企業よりワイナリーのオーナーのほうが人気があるのでは・・・。

でも。バローロはのどかで美しい丘陵地帯です。




ピエモンテはイタリアでも南イタリアとはまったくの別世界。
人間も料理も気持ちの切り替えが必要なくらい違う世界。
この多様性がイタリアの偉大な魅力の一つ。



バロリストが最近熱心に取り組んでいるのが地元の食文化の継承。なかでもチェッレットは成功しているようです。



トップのブルーノ・チェッレット氏が『クチーナ・イタリアーナ』誌にちらっと語ってましたが、金額は重要ではないんだそうです。企画はワインから始まり、グルメ、アートへと広がっていくそうで、ドバイや香港のお金持ちがターゲットだそうですよ。見栄を張ると大変なことになりそう。
これだけ競争が激しいランゲで、ワイナリーがレストランを出して、しかも大成功を収めて、ミシュランでは3つ星を獲得し、世界中から客がやってくる人気店になりました。
その成功の最大の要因が、エンリコ・クリッパという優れたシェフを獲得したこと。



ラ・ピオーラは10年前にオープンした店。
地元の料理の継承を全面に出していて、黒板に書かれているのは、ランゲの最も重要な料理20品。
店のwebページはこちら



ランゲのバリバリ起業家のカンティーナが経営するアグリトゥーリズモカッシーナ・ブリック


いやーランゲは大富豪と一緒に行きたい場所ですねー。

おまけの動画はバローロのワイナリーに住み着いた野良猫の家族。
きっと美味しい餌には困らないね。
そのうち岩合さんが撮影に来るかもね。




-------------------------------------------------------
“グルメガイドランゲ”の日本語訳は「総合解説」2017年11/12月号P.42に載っています。
クレアパッソの地方料理書リスト
クチーナ・プリエーゼ
リグーリアの発酵生地
グイド・エ・グイド
トトラディツィオーネ・グスト・パッシオーネ1
 [creapasso.comへ戻る]=====================================

0 件のコメント:

北と南の米料理

まず、リゾットの作り方は、使う米によって違います。 南イタリアは硬質小麦とトマトが根付いたことで、ピッツァを生み出しました。 北イタリアでは米が育ちました。 リゾットがピッツァに匹敵する北イタリア生まれの素晴らしい料理だと言っても、ピンとこないかもしれませんね。 でも、...