リゾット・アル・サルト(または“リーソ・アル・サルト” Riso al salto)は、焼きリゾット。
残ったサフランのリゾットを、フライパンに薄く広げ、固めながらバターで焼いた香ばしくて気さくな料理。
こんな料理
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www.piucucina.it
調理過程の写真
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www.laboratoriocingoli.net
四角く焼くとおしゃれ
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www.flickr.com/photos/emyduck
ということは、ハートや星形に焼いたり抜いたりするのもありだなあ。
料理教室の生徒さんの作品。ちょっと厚いけど、よく出来ました◎, photo by Jonathan
ご飯のお焦げって、どうしてこんなにおいしいんでしょうねえ。
リゾット・アル・サルトは、バターとパルミジャーノが焼けたこくのある香ばしさが特徴。
それにしても、焼く前は、どこからどう見てもイタリア料理だったリゾット・アッラ・ミラネーゼが、焼くと、どことなく洋食屋風と言うか、なぜか無国籍な家庭料理のように見えてしまうのは、焼きおにぎりの味を知っている日本人のDNAのせいでしょうか。
ガンベロ・ロッソの「リゾット・アッラ・ミラネーゼがおいしい店」の第5位に選ばれたのが、ミラノのアルフレード・グラン・サン・ベルナルド Alfredo Gran San Bernardo。
www.alfredogransanbernardo.com
伝統を守った料理で知られるこの店のリゾット・アル・サルトは、こうやって作ります。
(『サーレ・エ・ペペ』2004年2月号より)
リゾット・ジャッロ・アル・サルト Risotto giallo al salto
材料/4人分 米(カルナローリ)・・350g バター・・100g 白ワイン・・100cc 玉ねぎ・・小1個 粉サフラン・・4袋 おろしたパルミジャーノ・・100g ブロード・ディ・カルネ 塩、こしょう ・玉ねぎのみじん切りをバター40gでソッフリットにし、米を加えて炒める。 ・サフランとワインを加えてアルコール分を飛ばし、ブロードをかけながらリゾットに煮る。 ・8分煮たところでバター30gとパルミジャーノを加える。 ・塩、こしょうで調味して水気を飛ばし、大理石の台にあける。広げて最低30分冷まし、手でほぐす。 ・直径20~22cmのフライパンにバターを熱し、リゾットの1/4を入れる。ぬらしたパレットで押して平らにし、薄い層にする。 ・2分焼き、蓋を使って裏返して反対側も2分焼く。 ・残りも同様にする。 |
さすがに残ったリゾットじゃなくて、アル・サルト用にリゾットからちゃんと作るんですね~。
焼く時は、薄~く広げるのがポイント。
サフランと米の香ばしい料理と言えば、パエリアという強力な料理がありましたねえ。
ても、イタリアにもまだありますよ。
たとえば、シチリアのアランチーニ。
次はアランチーニの話です。
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関連誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2006年5月号(クレアパッソで販売中)
“リーソ・アル・サルト”のリチェッタは「総合解説」P.13に載っています。
『サーレ・エ・ペペ』2004年2月号(在庫なし)
“アルフレード・グラン・サン・ベルナルドのミラノ料理”は「総合解説」P.17に載っています。
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