イタリア料理の現代史を見てみると、魚を生で食べる習慣がすごい勢いで普及したことがわかりました。この革命的な出来事を知ると、日本料理は魚を生でおいしく食べるために考え出されてきた料理で、これは世界的にも珍しいことが分かりました。カルパッチョから刺身、寿司となり、あまりのブームに、いまでは寿司を超える料理を作りだそうと、世界中の生で魚を食べる食文化のある国が本気になっている。
欧米の魚を生で食べるイメージは、こんな感じ。どう見ても肉食。
そこで今月の(CIR)から、P.3の“生魚3種の盛り合わせ”です。
まず1品めは、養殖じゃなくて天然物のスズキのパッションフルーツマリネ。
スズキの柑橘フルーツマリネは、生魚の定番。
スズキのカルパッチョのマリネ。
日本ではまだなじみがない果物だけど、この果汁でスズキをマリネします。種も食べます。
情熱のフルーツなんて、南米的な名前、なんて思ったら、パッションは情熱のことではなく、花の中心が十字架のように見えるので、キリストの受難を意味するという、知らないとちっょと恥ずかしい話。
パッションフルーツの花
薄々わかってきましたが、魚の生食は、異文化との出会い。(CIR)の3種の盛り合わせの2品目はマグロとアボカドのミッレフォーリエ。そして3品目は、なんとエビせんべいのエビのタルタルのせ。
多分、エビせんべいが出てきたイタリアンのリチェッタは初めてだと思います。
なんとエビせんべいはドラゴンの雲、竜雲と呼びます。
このように、生魚のリチェッタは面白いものばかり。
次回は生じゃなくて、魚のパスタです。
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