前回に引き続き、『ガンベロ・ロッソ』の記事、“フリット・ミスト”の解説です。
『ガンベロ・ロッソ』のこの記事は、2005年以来、アスコリ・ピチェーノで開催されている「フリット・ミスト・アッラ・イタリアーナ」というイベントを紹介したものです。
イタリア各地や世界のフリットを味わおう、というこのイベント、そもそもは、アスコリ産オリーブのプロモーションの一つとして考え出されました。
フリット・ミスト・アッラ・イタリアーナのhp
↓
www.frittomistoallitaliana.it
イベントの紹介動画
アスコリ・ピチェーノは、マルケ州の南の端にある町。
ここで問題です。
マルケ料理と言えば、何?
・・・・・。
さーてどんな答えが出たでしょうか。
多分、一番多いのが、このアスコリ風オリーブじゃないでしょうか。
次はブロデットあたりかなあ。
で、次は・・・。
・・・・・。
うーん、思いつかない。
美味しいマルケ料理は星の数ほどあるのでしょうが、世界的な知名度となると、やっぱりこのアスコリ風オリーブ、オリーヴェ・アスコラーネ olive ascolane が、マルケで一番の有名料理。
アスコリ風オリーブ, photo by Rosanna Galvani
中身はグリーンオリーブの挽肉詰め, photo by Marina
アスコリ風オリーブの作り方
この動画によると、アスコリ風オリーブは、一家総出で作る料理だったのだそうです。
具体的なリチェッタは、01:35あたりから始まります。
| 材料/ 柔らかいグリーンオリーブ(アスコラーナ)の塩水漬け・・120粒 牛赤身肉・・300g 豚赤身肉・・300g 鶏胸肉・・300g モルタデッラ・・100g(好みで) おろしたパルミジャーノ・・150g 卵・・詰め物用2個+衣用8個 ナツメグ パン粉・・800g 小麦粉・・500g 白ワイン・・1カップ 玉ねぎ・・1個 にんじん・・1本 セロリ・・1本 オリーブオイル・・150cc 揚げ油(ピーナッツ油、またはひまわり油、ラード、オリーブオイル)・・2リットル レモンの皮 ・香味野菜を油でソッフリットにする。 ・肉を加えて塩、こしょうをし、30分以上炒める。 ・モルタデッラを加え、ワインをかけてさらに炒める。必要なら鶏のブロードをかける。 ・約1時間15分炒めたら冷まし、2回挽く。 ・卵、パルミジャーノ、ナツメグ、レモンの皮1/3個のすりおろしを加える。塩味を整えて少し休ませる。 ・オリーブを約12時間水に漬けておく。実を渦巻き状に切りながら種を取り除く。 ・小さく丸めた詰め物を詰め、小麦粉、溶き卵(塩少々を加える)、パン粉をつけて揚げる。 |
この料理、アスコリのオリーブで作れば完璧ですね。
アスコリのオリーブはDOP製品。
今年、アスコリのデザイン学校の生徒たちによるコンクールが行われて、新しいロゴが決まりました。
優勝者とそのデザインはこちら。
www.provincia.ap.it
一目見ただけで、アスコリのオリーブだ!ということが分かりますねー。
素晴らしい!
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関連誌;『ガンベロ・ロッソ』2007年8月号(クレアパッソで販売中)
“フリット・ミスト”のリチェッタは、「総合解説」'06&'07年8月号、P.11に載っています。
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