クリスマスモードがようやく終わりを迎える1月6日。
イタリアではエピファニア(公現祭)とかベファーナと呼ばれますが、この日は魔女がやってきて、よい子にはお菓子を、悪い子には炭を置いていくと言われています。
私の住む町では、PM10の影響でここ数年中止されていた、イタリア版どんど焼きともいえるベファーナ祭りが開催されました。
東方の三博士を筆頭に魔女行列が町を練り歩き、最後に魔女人形が燃やされちゃうという流れです。
日が暮れるまでは、昔から伝わるダンスや職人さん達の実演もあり、大人から子供まで伝統文化を楽しめる、郷土愛の溢れるお祭りでした。
環境に配慮して、燃やすのはワラや小枝のみ。
点火の前にはこの地方らしく、ワインとポレンタの豊作を祈っていたのが印象的でした。
黒い煙だとダメな1年、白い煙だと良い1年になるとかで、みごと白い煙がもくもくと立ち昇りました。
2018年はきっといい年になる、と思います!
さて、ヴェネチア近辺ではこの日に食べる昔ながらのお菓子があり、近所のパスティッチェリアが2日間だけ販売していると聞いて、早速食べに行って来ました。
このいかにもずっしりした素朴なお菓子、PINZAと言うそうです。
そういえば、お祭りの屋台でも、ホットワインと共にピンツァが販売されていました。
クリスマスの余った材料を使って作るお菓子なので、レシピは各家庭によって違いがあるそうですが、元々は貧しい農民達のご馳走ドルチェで、基本的に卵は不使用。
固くなったパンやポレンタ、つなぎに小麦粉を少量加え、リンゴやイチジク、ブドウなどの干し果物にナッツ類、香りづけにフェンネルを入れて焼いたものだと、パスティッチェリアのお姉さんが熱弁してくれました。
興味深々で話を聞いていたら、カーニバルのお菓子フリッテッレをおまけしてくれて嬉しい~。
こちらは卵を使ったドーナツ風のドルチェなのですが、ここのは手に油が付かなくて、パクパクいけちゃうからキケンです。
クリスマスが終わると、もう次はカーニバルがやってきます。
ダイエットのタイミングを教えてください。
Grazie Segnalibroさん!
エプロン姿、中央ヨーロッパの香りがします。
ベファーナ祭りってイタリア版どんど焼きかあ。
盛大でいいですねえ。
ピンツァにはそんな由来があったんですね。
次はカーニバルかあ。
楽しみに待ってま~す。
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2018年1月8日月曜日
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