2014年6月19日木曜日

コンフェッティ

個人的な話で恐縮ですが、私、コンフェッティが好きなんです。
驚異的に日持ちがするし、味のバリエーションが無数にあるので、イタリアから自分へのお土産用に買って帰って、100均のガラスのコンテナーに詰めて飾って、数か月かけて、ちびちび食べて楽しんでいます。
でも、今一つ、コンフェッティって地味。
フランス語でドラジェて言うと、少しは華やいで聞こえます。
こんなにカワイイのに。




ところで、最近は、あまり美味しいコンフェッティに出会えてなくて、私はなんでコンフェッティが好きなんだろうと、疑問を抱きだしていたところでした。
そんな時、『ガンベロ・ロッソ』が選んだアーモンドのコンフェッティベスト10を見て、いきなり納得。
ナンバー1に選ばれていたそのコンフェッティこそ、私が初めて食べて、すっかりファンになった店のものだったのです。
イタリアで一番美味しいコンフェッティにいきなり出会えていたのかあ。
ラッキーでした。

そもそも、そのお店を知ったのは、『ア・ターヴォラ』のグルメガイドで、プーリアのアンドリアに、とても美味しいブッラータの店がある、というい記事があり、ついでにアンドリアの美味しいものとしてこの店のコンフェッティが紹介されていたのです。

実際、そのブッラータの店に行ったら、今まで食べたことのないブッラータで、びっくりしましたが、その時ついでに行った店に、何年も後に、こういう形で注目するとは、雑誌の記事もバカにできませーん。

それにしても、コンフェッティって複雑な食べ物ですよね。
表面の純白でつるつるの糖衣から中心のアーモンドに至るまでの間に、様々な味と歯ごたえの変化があって、最近ではティラミス味とか、ズッパ・イングレーゼ味なんてものまであって、いったいどうやって作るのか、見当もつきません。
詳しくは、wiki先生でもどうぞ。
こちらです。


ジェノヴァの老舗コンフェッテリーア、ピエトロ・ロマネンゴのコンフェッティ作り。
こうやって、あのつるつるのコンフェッティが生まれるんですねー。
 ↓



こちらはガンベロ・ロッソで1位に選ばれた店のコンフェッティ作り。
アーモンドからベルギー産チョコレートに至るまで、最高の食材を使ってます。
 ↓



アンドリアがコンフェッティの町と呼ばれていたなんて、知らなかったー。
約150種類もあるんだって。
コンフェッティ好きにはパラダイスやねー。
昔はブッラータのためにアンドリアまで行ったけど、今なら、この店のコンフェッティのためにアンドリアに行って、2、3年分買ってきたい!
この町は、偶然入ったピッツェリーアも美味しかった。
住民の舌が肥えているのを感じましたよ。

実は、動画を見てるうちにたまらなくなって、今もコンフェッティを食べてます。
幸せー。
次回はベスト10に選ばれた店を紹介します。




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4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

confetti懐かしいです。あまり甘いものは得意ではないのですが、二十数年前sulmonaにconfettiを見に行った記憶があります。
あの当時、卒業式は~色、結婚式には~色などと決まっていた様に記憶していますが、すっかり忘れてしまいました。。。

prezzemolo さんのコメント...

コンフェッティと聞いてsulmonaが出てくるあたり、通ですなー。
コンフェッティ好きを自称するなら、やっぱりスルモナには行かなっきゃなー。
でも、まだ行ったことないんです。
どんな町でしたか?
色も意味がありましたねー。
なかなか奥が深いなー。

匿名 さんのコメント...

夏のヴァカンスで行ったのですが、緑豊かでora di planzoになると街から人影が減り、とても静かでした。少し離れた町の山でのんびりしていると黒リスがチョロチョロ出てきて時間がゆっくり流れていましたよ。湧き水も美味しかったなぁ~。
かなり昔の話なので随分変わっているかと・・・(笑)

prezzemolo さんのコメント...

mulignanaさん

リスがチョロチョロしてるようなところなんですか。
湧き水かあ。
ミネラルがたっぷり入ってそう。
のどかで静かなところなんですねー。
そんなところで造るコンフェッティは美味しいだろうなあ。
梅雨の暑い日本で、遠い目してます。

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今日のお題は、メイド・イン・イタリーの食材です。(CIR2022年1月号P.37の記事) その食材は、ベルモット。ピエモンテ州トリノで誕生したフレーバード・ワインです。 白ワインにスパイスとハーブを加えて香りをつけたもの。 ところで、ベルモットはドイツ語の“ヨモギWermut”が...