ライ麦パン、グリッシーニ、サンドイッチ用食パン、カイザーロール、フォカッチャ、コッピア・フェッラレーゼ、トスカーナのパーネ・シャーポ、ローマのピッツァ・ビアンカ、パーネ・カゼレッチョ、バゲット、パーネ・ディ・マテーラ、サルデーニャのパーネ・スピアナータ・・・
けど、ふと気が付きました。
これってつまり、生ハムはどんなパンにも合うってことじゃん?
すでに取り上げたことのあるパンも多いのですが、今日は、多分まだだと思う、ロンバルディアのミッコーネ・パヴェーゼmiccone pavese。
パヴィアで作られている軟質小麦粉、天然酵母、水、塩のパンですが、変わった形に成形します。
このパンは、以前紹介したフェッラレーゼと同じ“パスタ・ドゥーラ”の一種です。
つまり、水分の少ないパンなので、地元、オルトレポー・パヴェーゼ地方のような湿度の高い地域でも、日持ちがします。
なーるほど、ポー河流域でパスタ・ドゥーラのような乾燥したパンが作られているのには、湿度の高い独特の気候も関係していたんですねえ。
この地域はパルマの生ハムの産地でもあるし。
このパンは、甘口のサルーミと相性が良いそうです。
ミッコーネの成形過程1→2→3→4→5
パスタ・ドゥーラのパン
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4 件のコメント:
オルトレポー・パヴェーゼって、湿度が高い地域なんですか。知らなかった。
オルトレポー・パヴェーゼのロゼを飲んで以来、ちょっとファンなのですが、あんまり日本では見かけませんね。でもロゼって最近ブームになりかけているんですか?イタリアのものももっと入って来るといいなぁ。
くるりさん
冬は霧と霜、夏は蚊に悩まされるそすですよ。
そのおかげで美味しい生ハムもできるんですがね。
オルトレポー・パヴェーゼのロゼかあ。
わたしはプーリアのロゼの大ファンなんですが、ぜひ飲んでみたくなりました。
イタリアではロゼは、雑誌を見る限り、ここ数年着実に注目されてきてますね。
ということは、勝沼とかでもオルトレポー・パヴェーゼで作っている品種を栽培すれば成功するのかなぁ。いえ、塩山でバルベーラを植える実験をしているワイナリーがあったので。その人将来的にはモスカート・ダスティも作りたいんですって。あの周辺の方達はイタリアよりフランスって感じなので、珍しい挑戦だなぁと。気候も合っているならあながち間違った方向ではないと。そしたらボナルダとかも大好きなので作ってみてほしいなぁ。少し前にボナルダのフリッザンテにはまってました。
ロゼは日本でもこのところブームみたいですね。日本のワイナリーでも最近よく見ますから。でもイタリアのロゼで入って来るのは超少ない(;.;)
くるりさん
勝沼でオルトレポー・パヴェーゼですか。
日本でイタリアの品種に取り組む人たちは、まず熱い情熱がありますよね。
でも、現状は、そう簡単ではないでしょうから、頑張って欲しいです。
そういえば、ボジョレー・ヌーヴォーの半分は日本に輸出されるという話を聞いて、マルサラを思い出しました。
イギリス人は国を挙げてマルサラが大好きで、その情熱は、シチリアの経済や文化にも影響を与えたほどですからね。
要は、いかに熱い情熱を注ぐか、ですね。
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