2008年3月7日金曜日

グリッシーニの料理、スーパ・バルベッタ

今日はピエモンテ料理の話。
「サーレ&ぺぺ」今月配本号のトリノ料理の記事から(P.14)。

当時はトリノオリンピックが間近でした。
それにちなんで、オリンピック競技の会場となった地方の料理を紹介します、というこの記事。
取り上げた料理の一つに、スーパ・バルベッタなるものがあります。
聞きなれない料理ですよね。
こんな料理です。
 ↓
http://www.discoveryalps.it/3057,News(foto).html#navtop

トリノの西のヴァルデーゼと呼ばれる地方の料理で、バルベッタとは、元々は地元の方言で「叔父さん」という意味だったのが、転じて「ヴァルデーゼの」という意味になったとか。

この料理、主な材料は、グリッシーニ、キャベツ、チーズ、バター、そしてブロード。
なんとも素朴な田舎料理です。

この山の料理を、ミシュランで2つ星の店、フリポット(hpはこちら)のシェフが作っています。




材料はキャベツ、バター、粉のスパイス(こしょう、シナモン、メース、クローブ)、おろしたトーマ・フレスコ(またはパルミジャーノ)、熟成させたトーマ、豚と雌鶏のブロード、グリッシーニ。

作り方は、超簡単!
耐熱皿にキャベツ、バター、スパイス、グリッシーニ、2種類のチーズの順で重ねます。
動画では省略されていますが、数段重ねます。
これに熱いブロードをかけてオープンで1時間30分焼きます。
皿に盛りつけたらスパイスと地元の香草風味の焦がしバターをかけて出来上がり。

スープというより、スフォルマートですね。
一説によると、グリッシーニは形がそのまま残っていなくてはならないのだとか。

料理の後にこの地方の名物も紹介していました
1つはモスタルデーラというサラミ。
豚の血、頭、舌、皮、玉ねぎ、にんにくなどが入っています。
そしてもう1つはセイラス・デル・フェンという牛乳のチーズ。
おいしそうですねえ。


おまけ。
イタリアでは猫もグリッシーニが大好き!




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関連誌:「サーレ&ぺぺ」今月配本号(2006年2月号)
リチェッタの日本語訳は「リチェッタ日本語訳/サーレ&ぺぺ」に載っています。


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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

グリッシーニをこういう風にお料理に使うことが出来るんですね!
キャベツとの重ね焼き~!おぉ~、想像するだけでお腹がぐぅ~です。。。
グリッシーニを食べる猫ちゃんも、かわいい~!画面にへばりついていたら、猫パンチされそうな場面もあって、お~っと。。と引いちゃった。(笑)

prezzemolo さんのコメント...

グリッシーニをこんな風に使うなんて、ちょっとびっくりですよね。
人間と一緒に両端からグリッシーニを食べるにゃんこ、完全に飼い主の男の子と対等の立場のつもりでいますよね。目をひんむいて食べてたなあ。

ジェラートはパンとの相性も良いデセール。シチリアとナポリの人のジェラートの食べ方は、ほんとに自由。

今日は、(CIR)7月号のリチェッタから、ジェラートの話(P.12)。 リチェッタのテーマは、シンプルにコーンやカップに入れるジェラートではなく、クロスタータやボンボローニ、はてはフォカッチャにのせるジェラート。 ジェラートのデセールの最高峰はトルタ・ジェラート。 パン・ジェラー...