2025年11月27日木曜日

ボッタルガとパルドゥレ。

(CIR6月号)のサルデーニャのルイジ・ポマータシェフのマグロ料理の話。
今日の料理は、“アーティチョーク、スカンピ、ボッタルガのパルドゥーレ”。
もちろんボッタルガは、サルデーニャ名物。でもカラブリア、トスカーナ、シチリア、特にトラ―パニやファヴィニャーナ島にも普及しています。

ボッタルガ
ボッタルガと言えばボラの卵のものが一般的ですが、マグロの卵のボッタルガもあります。卵を洗って塩漬けし、乾燥させて型押しし、4~5ヵ月熟成させたものです。薄くスライスして炙った田舎パンにのせ、オリーブオイルとレモン汁をかけるのがのが一般的な食べ方ですが、パスタソースにもします。
ボッタルガは味が強く、後味にほろ苦さがあります。ボラのボッタルガはマグロのボッタルガより味がマイルド。

ボッタルガのスパゲッティ。ボッタルガのスパゲッティの味は1500億種類あるんやで、と言ってます。

(CIR)のルイジ・ポマータの料理では、マグロのボッタルガを使っています。日本語のリチェッタと写真はP.22。ボッタルガ料理は漁師料理から生まれます。シェフたちにとても研究されている食材いです。

多分ボッタルガより謎な言葉は、パルドゥレ。

サルデーニャ伝統のリコッタの詰め物のデリケートな籠の形の美しいドルチェ。
これをマグロ料理にしてしまいます。詰め物はリコッタですが、そこにスカンピとマグロのボッタルガを散らしています。パルドゥレの籠の形はそのまま。

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スッド・グランデ・クチーナ(南伊・山・海)』

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2025年11月26日水曜日

クロマグロ料理は、イタリア料理のシェフたちの才能が惜しげもなく注ぎ込まれた力作ばかり。イタリア人はクロマグロの価値をよく分かってる。

サルデーニャのカルロフォルテ島のシェフ、マグロの王ことルイジ・ポマータのマグロ料理です。このマグロとは、イタリア語ではトンノ・ロッソtonno rosso、クロマグロのこと。なぜか赤マグロと言います。クロマグロは世界で最も需要の多いマグロで、すべてのマグロファンが憧れるマグロ。

カルロフォルテのトンノロッソ。

ジャンフランコ・パスクッチシェフのクロマグロ料理。解体しながらその魅力を語り続けています。体力持ってかれる作業なのに、さすがはイタリア人。どんなイタリア料理になるのか、ワクワク。

カルフォルテでは、正しい時期だけ漁が行われるので、この地のマグロは特別と言われているそうです。その時期とは、5月の初めから6月の末のマグロの交配期。この時期は餌を食べないので味がもっとも純粋になるそうです。
ルイジポマータシェフの料理はマグロになるべく触らず、たださっと焼いて素材の持ち味を少しだけ活かすようにしているそうです。
それにしてもシェフたちのクロマグロのリチェッタは、料理人の発想と技を全て注いだ力作ばかり。(CIR)のリチェッタも、興味深いものです。まず1品めは、“マグロのスモーク、サワーバター、ラズベリーのカルナローリ米のリゾット”。日本語のリチェッタと写真は、P.19。

ルイジ・ポマータシェフのカンノナウのリゾット。

トンノ・アッフミカート。

サルデーニャ料理らしく、山羊のバター、ヴェルメンティーノ、ミルトのリキュールと、サルデーニャならではの素材を使っています。

山羊のバター

“マグロとなすのロッシーニ風”、の日本語のリチェッタと写真はP.21。マグロの動画は見つからなかったので、オリジナルの子牛肉のロッシーニ風でもどうぞ。マグロで作ると、分厚い切り身の色合いがとても美しく、子牛肉に負けてない。

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2025年11月25日火曜日

マグロの王、ルイジ・ポマータシェフ

(CIR6月号)から、サルデーニャのマグロの王様と呼ばれる、ルイジ・ポマータシェフの話です。記事とリチェッタの日本語訳はP.19。

カリアリのルイジ・ポマータ。

ルイジ・ポマータの家族。


マグロが来なくなったマグロ漁の島は、今後、どう進んでいくのでしょうか。少なくとも彼はとても活力やアイデアに溢れた人物。伝統を守ってきた家族の島での暮らしも、記憶と共に、受け継いでいます。

ルイジ・ポマータの一族は、現在カリアリで3軒のリストランテを経営している。

カルロフォルテで始めた一族の最初の店、ダ・ニコロ。

ルイジ・ポマータのリングイーネ・アッラ・クルダイオーラ。

カリアリのストリートフード。

次回は彼のマグロ料理の話。

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2025年11月22日土曜日

ジェノヴァ訛りのマグロが通る島、カルロ・フォルテ。

サルデーニャ料理の話になったところで、(CIR6月号)から、次はサルデーニャのシェフの話。
記事に登場するのは、ルイジ・ポマータシェフ。サルデーニャのマグロ漁の中心地、カルロ・フォルテを代表するシェフです。

海に囲まれた大きな島、サルデーニャですが、イタリア地方料理書の傑作シリーズ“グリバウド・グランデ・クチーナ・レジョナーレ”シリーズのサルデーニャ

によると、
「サルデーニャの大部分は古代世界と羊飼い、農民と結びついている。海からは、海賊、侵略者、マラリアなどの危険がやってきた。そのため、サルデーニャの人々は、長い間、海岸から遠く離れて暮らしてきた。そして暮らしは大地と結びついて発展した。料理もそうだった。海との結びつきが見られるのは都市部で、観光客によって海が発見されたのは最近になってだった。

サルデーニャはイタリアで2番目に大きな島。

カルロ・フォルテはジェノヴァ訛りのマグロが通る場所として知られている。シェフの別名はカルロ・フォルテの王。ちょうどいいので、サルデーニャのドルチェの次は、サルデーニャの魚料理の話です。
カルロ・フォルテは昔はちょっと残酷なマグロ漁、トンナ―ラが世界的にとても有名でした。ところが次第に名前を聞くことはなくなり、すっかり忘れ去られて行きました。漁が今時でなくて現代人には受け入れがたく、マグロの数も激減したことが原因でしょう。

カルロフォルテ。

昔はトンナ―ラの動画もたくさんあったのですが、今はほとんど見つかりません。昔はほんとに賑わってました。


手つかずの自然の真っただ中にある島だけに、世界的な気候変動の影響はかなり大きかったことが想像できます。大きな変動があったことは確かですが、サルデーニャの魚料理は、島の魚やシーフードが主役。グリル、ボッリート、フリット、ロースト、ズッパ、パスタソースなど、数々の名物料理に使われています。 

ズッパ・ディ・ペッシェ、カリアリではサ・カッソーラと呼ぶ。語源はスペイン語。サルデーニャの代表的魚料理。


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2025年11月21日金曜日

サルデーニャのドルチェ。

(CIR)のサルデーニャの新婚さんのメッカ、ブティックホテルの洗練されたアレンジのサルデーニャ料理を紹介しています。今日は、ドルチェです。
料理は“ヌオロ風セアーダス”。日本語のリチェッタと写真はP.18
サルデーニャ中で作られていますが、発祥地はヌオロ。羊飼いの暮らしの伝統に由来するドルチェです。

ヌオロ。

羊飼い料理のイベント。
セアーダス。

そう言えば、この記事の最初に紹介した“コリケッドス”もドルチェでした。

サルデーニャのドルチェ。

大量生産とは決定的に相性が悪そうなサルデーニャのドルチェ。造り手の人間の技を強く感じさせます。

サルデーニャのドルチェ、ベスト10。

サルデーニャ料理ベスト10。

サルデーニャ料理はかなり癖つよ料理。

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2025年11月20日木曜日

サルデーニャ料理。パーネ・カラザウ。

(CIR6月号)からサルデーニャのブティックホテルのリチェッタで、サルデーニャ料理の洗練されたアレンジ方法を見ています。伝統を強く感じるサルデーニャ料理。今日はパーネ・カラザウのアレンジです。

パーネ・カラザウ。サルデーニャを代表する硬質小麦粉のパンで、別名カルタ・ムジカ(楽譜)。
サルデーニャ北部のヌオロ、サッサリなどが発祥地。羊飼いが移牧に持っていくために考え出されました。

当然だけど、今時のパーネ・カラザウは工場で大量生産。

私はミラノのパン屋で初めてパーネ・カラザウに出会いました。カリカリのクラムがない板状のパンは、そのままかじりつく以外の食べ方は思いつかず、ワインのつまみとしてすんごくおいしくいただきました。パーネ・カラザウにたくさんの食べ方があるのを知ったのは、このパンがサルデーニャ産だと知り、様々なサルデーニャ料理を知った後でした。

パーネ・カラザウのアレンジ。

板状なところから、ラザーニャのようにソースをはさんで重ねるのが一般的ですが、(CIR)のリチェッタは、パーネ・フラッタウを冷たい野菜のブロードで戻して細く切り、巣の型にするというもの。国際的なお客が多いブティックホテルならではの洗練された料理に変えるには、どうすればいいのでしょうか。その1例が、(CIR)の料理。“パーネ・フラッタウのニード、卵黄のフリット添え”。日本語のリチェッタと写真はP.16。卵が巣の中にあるのは基本ですが、その卵がパン粉をまぶして揚げた、香ばしくて美味しそう~な卵でした。
巣の形にしたパーネ・カラザウに何を入れるのかが第2のポイント。(CIR)では卵黄のフリットをのせました。とても楽し気な見た目の料理です。

卵黄のフリット。卵黄を揚げるのにもちょっとしたテクニックが・・・。
 

リコッタとミニトマトのパーネカラザウのミッレフォーリエ。

プレーンのパーネ・カラザウと調味したパーネ・グッティアウの違いを超真剣に説明してくれる。


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2025年11月19日水曜日

サルデーニャのパスタはイタリア料理の中でも斜め上を行くものばかり。

新婚さんのメッカ、サルデーニャのブティックホテルでは、どんな料理を出しているのでしょうか。今日は(CIR6月号)の記事から、ブティックホテルで出しいるサルデーニャ料理の話です。
まずはクルルジョネス。パスタ・フレスカの太いラビオリの一種でオリアストラogliastraの名物。リチェッタの日本語訳はP.15。見た目の美しさから、サルデ―二ャの有名なパスタ。サルデーニャ料理は一般的なイタリア料理とは発想がかなり斜め上。
生地はセモリナ粉、詰め物はじゃがいもがベース。

クルルジョネス。
プレーンでもとても美しいパスタですが、これを新婚さん向けにするためか、ビーツを加えてピンク色にしました。プレーンと比べると、インパクトが大分違います。

プレーンとピンクの2色の生地。

さらにはサルデーニャの定番パスタ、フレグラ。サルデーニャ版クスクス。ベースはセモリナ粉。日本語のリチェッタは(CIR)P.17。

イカ墨とエビのカルパッチョのフレーグラ。
フレグラ・ネラこと黒いフレーグラもかなり強力なインパクト。

フレーグラのソースはアサリやシーフードが定番。

新婚旅行じゃなくて食べ歩きでも十分楽しいサルデーニャ。次回に続く。

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