『V&S』の記事の解説です。
『V&S』の記事、“ヴェネチア潟料理の店”の中で紹介されているブラーノ島のレストランは、トラットリーア・ダ・ロマーノ Trattoria Da Romano 。
店のhpはこちら。
www.daromano.it
スペチャリタは、潟の食材を使ったリゾットと魚料理。
こんな店です。
リゾットのマンテカーレの仕方が名物のようで、店のhpにも写真が載っています。
確かに独特。
ブラーノで食べておきたいものの一つが、グランセーオラ granseola(グランチェーオラ granceola )と呼ばれるケアシガニ。
こんなカニ。
www.flickr.com
5mの海中で見つけたグランセーオラ
グランセーオラのヴェネチア風は、ゆでてオリーブオイル、レモン汁、こしょう、プレッツェーモロで調味。
マヨネーズで和えるリチェッタもあります。
www.cibochepassione.com
そしてもう一つ、ハゼのブロードで作ったリゾット。
ダ・ロマーニの動画に出てくる白いリゾットは、おそらく、このハゼのブロードのものじゃないでしょうか。
ハゼは、イタリア語では“ギオッツィ ghiozzi ”。
ヴェネチア地方では“ゴー gò”。
こんな魚。
www.mareinitaly.it
どう見ても花があるタイプじゃないですね。
料理を見ても、ハゼのブロードかどうかは食べてみないとわからないですが、メニューに“gò”と書いてあったらそれです。
あと、イカ墨のリゾットは定番ですよね。
ドルチェなら、ブッソラ(ブッソラー) bussolà。
またはブッソライ bussolai 。
バタービスケットです。
i18.photobucket.com
形は、リング形やS字形がありますが、元祖はリング形だとか。
元々はパスクアの時に作っていたビスコッティで、主な材料は、小麦粉、卵、バター、砂糖とシンプル。
香りがよく、ブラーノの家庭では、リネン類で包んで香りも楽しむそうです。
こちらのサイト→www.cookaround.comのリチェッタでは、材料は、
小麦粉・・500g 砂糖・・250g バター・・200g 卵黄・・6個 バニラパウダー・・1袋 レモンの皮のすりおろし 塩 ラム酒(好みで) |
レストランで、食事の最後に、甘口ワインに浸しながら味わうのもいいですねえ。
ダ・ロマーノの動画にもちらっと映っています。
甘口ワインとブッソラ, photo by Christine Olson
北京では、アスリートたちが熱い夏を過ごしている今日この頃。
このへんで、ちょっと夏休みをいただきます。
次回の更新は、8月18日(月)の予定です。
よろしく~。
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関連誌;『V&S』2007年7月号
“ヴェネチア潟料理の店”の日本語訳は、「総合解説」'06&'07年7月号、P.31に載っています。
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