メッシーナの料理だとか。
黒オリーブとシラスを組み合わせた、シンプルでおいしそうなズッパです。
この料理のイタリア語の名前は、ズッパ・ディ・ヌンナータ zuppa di nunnata 。
“ヌンナータ”は、シラスのシチリアでの呼び方。
ヌンナータを標準語で言うと、ネオナータ neonata 。
「新生児」という意味。
ヌンナータ
もうシラスの季節じゃないとは思いますが、シチリアのシラス料理のリチェッタを1つどうぞ。
シチリアの伝統料理を集めた本、『Il diamante della grande cucina di Sicilia 』(Pino Correnti著)に載っているものです。
シラスのスパゲッティ Spaghetti ca nunnata
材料; スパゲッティーニ・・500g シラス・・600g にんにく・・1片 プレッツェーモロのみじん切り オリーブオイル 塩、こしょう ・鋳鉄の浅鍋(テスト)で油とにんにくを熱し、にんにくに色がついたら取り除く。 ・シラスに水少々を加えてのばし、鍋に入れて数分炒める。塩、こしょうをしてプレッツェーモロのみじん切りを散らす。 ・スパゲッティーニをアルデンテにゆでてシラスで和える。 |
こちらのサイトで紹介しているヌンナータのスパゲッティはトマト入り。
www.lentinionline.it
オリーブオイルとにんにくを熱したら、湯むきして刻んだトマトを入れて煮ます。
ここにシラスを入れ、かき混ぜると崩れるので混ぜずに熱します。
白ワインをかけてアルコール分を飛ばしたら火から下ろし、パスタのゆで汁少々でのばして塩、こしょうで調味します。
スパゲッティをアルデンテにゆでてオリーブオイルをまぶし、シラスのサルサで和えます。
仕上げにプレッツェーモロのみじん切りを散らして出来上がり。
今日のおまけ。
シチリアでも有名な、カターニアの魚市場。
これだけ色んなものがそろっていたら、美味しいズッパ・ディ・ペッシェができるだろうなあ。
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関連誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2006年7月号(クレアパッソで販売中)
“ズッパ・ディ・ペッシェ”のリチェッタは「総合解説」'06&'07年7月号、P.4に載っています。
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