2026年1月19日月曜日

イタリア版パエリア、バリのティエッラ。

米の産地、北イタリアの料理、リゾット。でも、もちろん南イタリアにも米料理はあります。
(CIR)のリチェッタ、“米とムール貝のスップリ”は、ムール貝入りということからもプーリア料理だと想像できます。米は、16世紀のプーリアがスペインに支配された時代に、スペイン経由でイタリアに伝わりました。パスタが主流の地方でしたが、スペインによって小麦に税金が課せられ、その対抗策として普及した料理です。
スペインの米料理の代表と言えばパエリア。そしてイタリアのパエリアと言われている料理がプーリアのティエッラです。

バレンシアのパエリア。バレンシア料理の女王。

プーリア(バリ)の米、じゃがいも、ムール貝のティエッラ。バリ料理の女王。

どっちも超美味しい料理。

パエリアもティエッラも、料理に使う道具の名前。ティエッラはテラコッタの丸い浅鍋。パエリアは大きくて浅い鉄製のフライパン。米とトマト、貝を使うことも共通しています。どちらも元々は庶民の料理で、ありあわせのわずかな材料で作るものでした。かつてこの料理には家庭のステータスが反映されていました。もっとも分かりやすいのがムール貝の数。金持ちの家ほどムール貝が多く、貧しい家庭では数が少ないだけでなく、米とじゃがいもだけの場合もありました。現在は、ティエッラは貧富の差なく、バリの定番料理となっています。この料理のバリエーションはシェフや主婦の創造力次第。

コッツェ・リピエーネ。

バリの港の貝。沿岸部には生のウニを食べさせる屋台がたくさんあります。ただし胃袋が丈夫な人限定。ウニにプーリアのパンを添えて出します。



この話は、(CIR2023年8月号)の料理、“米とムール貝のスップリ、サフラン風味のマヨネーズ添え”の解説です。料理の日本語のリチェッタと写真はP.4。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』という地方料理の本としては最高の雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。

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イタリア版パエリア、バリのティエッラ。

米の産地、北イタリアの料理、リゾット。でも、もちろん南イタリアにも米料理はあります。 (CIR)のリチェッタ、“米とムール貝のスップリ”は、ムール貝入りということからもプーリア料理だと想像できます。米は、16世紀のプーリアがスペインに支配された時代に、スペイン経由でイタリアに伝わ...