2026年1月17日土曜日

米は水から生まれてワインの中で最後を迎える、と言うのはピエモンテ。

きのう、ピエモンテのリゾットとして紹介したのは、バローロのリゾットでした。確かに、ピエモンテのバローロは、トリュフと並ぶ名物。ピエモンテには「米は水から生まれてワインの中で死ぬ」という言い回しがあります。日本には米から作る酒があるのに、酒の中で米を煮る料理というのは聞いたことない。知らんけど。
ワインで米を煮るのはイタリア料理独特の発想。そもそも酒はワインの代わりにはならないんですね。それに、ワインの事を語らせたら、ピエモンテ人にはかなわない。
ガンベロ・ロッソの創始者が出版したイタリア地方料理の本、『ティピコ・イタリアーノ

によると、北東イタリアの代表的料理として、バルベーラのリゾットを紹介しています。値段的にもバローロよりバルベーラの方が現実的。

ランゲのワインガイド。

本では、バルベーラは男性名詞のil Barberaではなく、女性名詞のLa Barberaだと言ってます。女性名詞のワインは珍しいんだそうです。名詞を男性や女性と表現するなんて、日本人には理解するのが難しいですよね。女性名詞のバルベーラは、フルーティーで、チェリーやラズベリー、スミレ、こしょうの風味があるワインだそうです。

バルベーラ・ダスティ、バルベーラ・ダルバ。

バルベーラのリゾット。
玉ねぎのみじん切りをソッフリットにし、沸騰しない程度に熱したバルベーラ1カップをかけてアルコール分を飛ばします。水気が飛んだら米を加えてトスターレします。米がパチパチ音を立てるようになったら残りのワイン、トマトのパッサータ、レードル1杯の沸騰したブロードを加えます。ブロードを少しずつ加えながらリゾットに煮て、米が柔らかいアルデンテになったらバターとおろしたパルミジャーノでマンテカーレします。

赤ワインのリゾット。

赤ワインの量は約2カップ。他にブロード・ディ・カルネも加えて煮ます。

白トリュフのリゾット

ゴルゴンゾーラのリゾットもピエモンテ料理。


この話は、(CIR2023年8月号)の料理、“米とムール貝のスップリ、サフラン風味のマヨネーズ添え”の解説です。料理の日本語のリチェッタと写真はP.4。

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(CIR)は『クチーナ・イタリアーナ』という地方料理の本としては最高の雑誌のリチェッタと記事を日本語に翻訳した約50ページの小冊子です。毎月日本語に翻訳している力作です。イタリア発の地方料理の情報は、昔の有名書籍が売り切れて入手困難になっている昨今ではとても貴重です。
価格は1冊\900(税・送料込)、1年12冊の定期購読だと15%引きの\9200(税・送料込)になります。紙版と、ネット上にupするPDF版があります。PDF版の価格は\800/号、定期購読は\7700/1年12冊です。

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米は水から生まれてワインの中で最後を迎える、と言うのはピエモンテ。

きのう、ピエモンテのリゾットとして紹介したのは、バローロのリゾットでした。確かに、ピエモンテのバローロは、トリュフと並ぶ名物。ピエモンテには「米は水から生まれてワインの中で死ぬ」という言い回しがあります。日本には米から作る酒があるのに、酒の中で米を煮る料理というのは聞いたことない...