「総合解説」で毎月訳している記事、ホームパーティーメニューは、イタリアの農家の季節行事や料理、旬の食材、地方の名物がわかる記事です。
日本のサラリーマンの家庭で育った人でも、イタリアの農家の暮らしをあれこれ垣間見ることができます。
9~10月は、ヴェンデンミアの季節です。
今さらですが、訳していてようやく気が付きました。
農作物の収穫は、raccolta等と言いますよね。
じゃがいものraccolto。
↓
でも、ぶどうはvendenmmiaです。
どうやら語源のラテン語に、ワインにするためのぶどうの収穫、という細かい意味が含まれているようです。
「総合解説」の記事を読むと、ヴェンデンミアに対するブドウ農家の思いも伝わってきます。
「ヴェンデンミアの時期(9~10月)は、農民文化の中では一年で一番華やぐ祭りの季節だ。
一年の労働をねぎらい、自然の恵みに感謝する収穫祭には、昔は老人や子供を含む家族全員が参加して、畑のつる棚の下に集まった・・・。」
そういったことをふまえて下の動画を見ると、一段と面白いです。
ヴェンデンミアは、まず、おじいちゃんを一人用意して、から始まります。
↓
うちのワインは世界一美味しい、と胸を張るブドウ農家の気持ちがわかるような動画でした。
現代の収穫祭は、子供や友人たちと夏の最後のぬくもりと美味しいご馳走やワインをたっぷり味わうお祭りです。
インペリアのワイン農家が経営するレストランのヴェンデンミア祭。
↓
ヴェンデンミア最終日のプランゾ。
↓
フォンタナフレッダの2018年のヴェンデンミア祭り
↓
なにこれ超楽しそうなんですけどー。
ヴェンデンミアはただきつい作業をするだけじゃないのだそうです。
-------------------------------------------------------
“ヴェンデンミアのホームパーティー”の記事とリチェッタの日本語訳は、「総合解説」2016年9/10月号に載っています。
「書籍リスト」
[creapasso.comへ戻る]
=====================================
2019年1月28日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
トルテッリーニは小さければ小さいほどよい。このタイプのパスタの中で、その形は一番愛らしい、とボローニャ人は感じている。
詰め物入りパスタの話が出たところで、今日のお題は、(CIR12月号)の記事“各地のクリスマスの詰め物入りパスタ”です。 まずはエミリア地方のトルテッリーニtortellini。 ボローニャとトルテッリーニ。 ボローニャのパスタの聖地、キッチン付きの生パスタ専門店。 イタリアの代表...

-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
今日はブラザートの話。 『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。 バローロのブラザート, photo by Silvio 記事によると、 ブラザート brasato は、イタリア語で「炭」という意味の“ブラーチェ brace ”の古い呼び方、“ブラーザ brasa ”が...
-
軽い気持ちで手にとった本、『 スーゴとソース 』 ところが、考えれば考えるほど、わからなくなってきました。 スーゴって何?ソースって何? “スーゴ”は、イタリア料理の基本の言葉の一つ。 スーゴ・ディ・カルネsugo di carne、 スーゴ・ディ・ポ...
0 件のコメント:
コメントを投稿