2018年11月26日月曜日

ロモロ・アル・ポルト

今日は、今月の「総合解説」で紹介している店、アンツィオのロモロ・アル・ポルトの話。
ガンベロ・ロッソの記事です。

アンツィオとはラツィオ州のローマのちょっと南にある、ティレニア海と水平線が溶け合ったような町。
聞いたことがあるようなないような町でしたが、記事では誰もが知っている町として書かれています。
第二次世界大戦さなかの1944年、アメリカ連合軍が上陸した町として知られています。
皇帝ネロの生誕地でもあるんですね。

現在のアンツィオ
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映画『アンツィオ』のトレーラー
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そしてロモロ・アル・ポルトはこの町ではかなり有名な店のよう。




店の創業者のロモロが60年台に考え出した料理、ズッパ・ディ・ペッシェの一種が大ヒットして人気店になり、現在は2代目のマルコ・シェフ、ワインとサービス担当のヴァルテルの兄弟が受け継いでいます。

上の動画はワインの夕べのよう。
きっとヴァルテルのお得意さんが集まったのでしょう。
初代は市場で売れないような、それでもとびきり新鮮な魚を使った漁師料理が人気だったようですが、2代目たちは、市場の魚に畑の旬の野菜を組み合わせたモダンな料理を出しているようです。
ただし、静けさとは無縁の店のようで、そのあたりは昔のままといったところでしょうか。


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“マルコ・トゥッリオ(ロモロ・アル・ポルト)”の記事とリチェッタの日本語訳は「総合解説」2016年6月号に載っています。
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バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

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