2018年11月30日金曜日

“ニュートン・クチーナ・レジョナーレ・1000”シリーズ『パスタ』

今日は、新入荷の“ニュートン・クチーナ・レジョナーレ・1000シリーズの『パスタ』から、リチェッタを訳します。


このシリーズは、お手軽価格がポイントなので、とにかく経費削減で、膨大な数のリチェッタを分厚い1冊にぎゅぎゅ~っと詰め込んであります。
というわけで1つ1つのリチェッタは驚きの短さ。
イタリア語の料理書に馴染みのない人でも、スラスラ読めます。
料理の写真はありませんが、イラストが随所に散りばめてあって、決して読みにくくはありません。

それではいくつか訳してみましょう。
最近カリフラワーが安いので、カリフラワーのパスタなんてどうでしょう。
まずは巻末の目次(Indice)の野菜のパスタPasta con le verdureの欄からカリフラワーcavolfioreを探してみます。
するとブカティーニ、ディタローニ、メッザネッリ、ペンネが見つかりました。
まずはカリフラワーのペンネからです。


【カリフラワーのペンネ/Penne al cavolfiore】

材料6人分
 ペンネ・・450g
 黒オリーブ・・150g
 アンチョビ・・100g
 カリフラワー・・1個
 オリーブオイル、バター、塩

・カリフラワーを10分塩ゆでして小さく切る。
A.オイルとバター少々を熱し、小さく切ったアンチョビを加えて溶かす。カリフラワーと種を抜いて小さく切ったオリーブを加える。
・パスタをアルデンテにゆでてAであえる。


【カリフラワーのブカティーニ/Bucatini con il cavolfiore】

材料6人分
 ブカティーニ・・500g
 カリフラワー・・大1個
 レーズン・・大さじ2
 松の実・・30g
 サフラン・・1袋
 玉ねぎ・・1個
 塩漬けアンチョビ・・50g
 EVオリーブオイル、白ワイン
 塩、こしょう

・カリフラワーを小房に分けて10分塩ゆでする。
・玉ねぎのみじん切りをオイル1/2カップでしんなり炒め、塩抜きして骨を取ったアンチョビを加えてフォークで押しながら溶かす。
・レーズン、松の実、カリフラワーを加えて中火で炒める。サフランを溶いたカリフラワーのゆで汁1カップをかけ、塩、こしょうで調味して15分煮る。
・カリフラワーのゆで汁でパスタをアルデンテにゆでてカリフラワーのソースであえる。
・2分休ませてサーブする。


【カリフラワーのディタローニ/Ditaloni al cavolfiore】

材料6人分
 ディタローニ・・450g
 カリフラワー・・1個
 玉ねぎ・・1個
 にんにく・・1かけ
 サフラン・・1袋
 アンチョビ・・3尾
 パン粉
 EVオリーブオイル
 塩、こしょう

・軽く塩を加えた湯でカリフラワーをゆでる。ゆで汁はパスタ用に取っておく。
・玉ねぎとにんにくのみじん切り、塩抜きして骨を取って小さく切ったアンチョビをオイルでソッフリットにする。
・アンチョビが溶けたら芯を取って小さく切ったカリフラワー、少量の湯で溶いたサフランを加えて弱火で約10分煮る。
・パン粉を少量のオイルで炒める。
・カリフラワーのゆで汁でパスタをアルデンテにゆでる。
・パスタを取り出してオーブン皿に入れ、カリフラワーをかけてパン粉を散らす。オーブンで数分焼いてすぐにサーブする。


【カリフラワーのメッザネッリ、シナモン風味/Mezzanelli con il cavolfiore alla cannella】

材料6人分
 メッザネッリ・・500g
 カリフラワー・・1個
 にんにく・・2かけ
 EVオリーブオイル
 唐辛子
 イタリアンパセリ・・1房
 おろしたペコリーノ・・大さじ3
 シナモン
 塩 

・カリフラワーを小房に分けてアルデンテに塩ゆでし、保温する。
・にんにくとイタリアンパセリを乳鉢ですり潰し、油大さじ5と唐辛子1片(最後に取り除く)でソッフリットにする。
・シナモン一つまみを散らし、カリフワラーを加えて数分なじませる。
・パスタをアルデンテにゆでてカリフラワーのソテーパンに加え、ペコリーノを散らして1分マンテカーレする。

メッザネッリはナポリのパスタ



カリフラワーのパスタは、アンチョビ思っていましたが、意外とバリエーションがあるんですね。



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