取扱い書籍を探していたら、めちゃくちゃ美味しそうなズッキーニ料理の写真がありました。
写真の素晴らしさでは文句なしに最高クラスの本、
『Tradizione Gusto Passione』です。
本をお持ちの方は103ページをご覧ください。
ズッキーニのズッパです。
ほんとにきれいです。
大きな角切りにしたズッキーニがごろごろ入っている具だくさんスープ。
ズッキーニの実は冬瓜のように澄んでいて、皮の薄い空豆色からズッキーニの葉のバジリコのような濃い緑まで、様々な緑色の色彩がキラキラ輝いています。
まるで、ズッキーニの宝石箱だあ。
この料理は、シチリアならではの品種のロングズッキーニ、ククッツェの実、テネレッツェ、またはテネルーミと呼ばれるその葉と芽を使っています。
ズッキーニを余すこと来なく味わう料理なんですねー。
写真をお見せできないのが、本当に残念。
ククッツェとテネルーミ
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テネルーミ
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テネルーミはその名の通り、柔らかい葉や芽を食べます。
パレルモの市場で、山盛りのテネルーミ。
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本のズッパとは違いますが、テネルーミとズッキーニのミネストラ。
ロングズッキーニの下ごしらえの仕方が分ります。
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実はこの本は、写真も素晴らしいですが、それを作ったシェフのことも詳しく紹介されていて、レストランガイドとしても一級品です。
この料理を作ったのは、ピアッツァ・アルメリーナの、アル・フォーゲルという人気店のアンジェロ・トレーノシェフです。
ズッキーニの他にも、シチリア特産のブロッコリーや、ネブローディの黒豚の子豚料理(ヒレ肉のピスタチオ包み)が得意なんだとか。
2011年にはタオルミーナにも店を出したそうです。
店のwebページはこちら。
町と店の紹介動画。
店が出てくるのは後半。
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それではズッキーニのズッパのリチッタをどうぞ。
ロングズッキーニとテネルーミのズッパ Zuppa di zucchina lunga e tenerezze |
材料:6人分 白いロングズッキーニ ・・1本(または普通のズッキーニ6本) じゃがいも・・6個 玉ねぎ・・1/2個 テネルーミ・・1束(またはズッキーニの花1束) トマト・・2個 セロリ・・1本 スライスしてトーストした硬質小麦粉のパーネ・カゼレッチョ ミント・・1房 EVオリーブオイル・・60g 塩、唐辛子 |
・ズッキーニは端を切り落とし、皮をナイフで削ってむいて角切りにする。 ・じゃがいもは皮をむいて小角切りにする。玉ねぎはみじん切りにする。 ・テネルーミは根元の大きな葉、茎、細長い筋を取り除いて粗く切る。 ・トマトは皮をむいて粗く刻む。セロリは薄切り、ミントは手でちぎる。 ・油を熱して玉ねぎとパンを炒める。水1リットルをかけて蓋をし、10分煮る。 ・ズッキーニ、テネルーニ、唐辛子を加えて塩味を調え、蓋をして10分煮る。 ・セロリ、トマト、ミントを加える。これらは歯ごたえ、彩り、香りづけのためなので煮込む必要は無ない。 |
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