今日のお題はスイート・ポレンタ。
とうもろこしの粉のドルチェです。
とうもろこしの粉にはグルテンがないのが大きな特徴ですが、グルテンがないので、そのままでは小麦粉のようにはつながりません。
バター、卵、コーンスターチなど他の粉を加えてとろみをつけます。
ポレンタの本場と言えば、ヴェネト。
とうもろこしのドルチェもたくさんあります。
ビスコッティのザレッティ、ドライフルーツ入りのエピファニアのケーキ、ピンツァ、ポレンタのフリッテッレのフリトレなど。
ピンツァ
↓
「総合解説」の1つ目のリチェッタは、白いとうもろこしの粉を使ったケーキ。最初にとうもろこしの粉をミキサーにかけて細かくしてから使います。
2つ目はコーンフラワーとりんごとアーモンドのケーキ。
3つ目はコーングリッツとチョコレートのケーキ。
番外編はアモール・ポレンタ。
別名ドルチェ・ディ・ヴァレーゼとも呼ばれるロンバルディアのドルチェ。
細かいとうもろこしの粉とアーモンドパウダー入りのプラムケーキ。
材料をただ混ぜて、独特のとい型に入れて焼くだけ。
ざらざらした舌触りは、モディカのチョコレートに似ているかも。
とうもろこしを料理に使う伝統がある地方はヴェネト、ピエモンテ、ロンバルディアなどの北イタリア。
ピエモンテのとうもろこしの粉のビスコッティ、パスタ・ディ・メリガは、
甘口ワインやザバイオーネに添えます。
ポレンタのドルチェで有名なのはベルガモのポレンタ・エ・オゼイ。
北イタリアにもこんなに素朴なドルチェがあるんですね。
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“スイート・ポレンタ”のリチェッタの日本語訳は「総合解説」2016年2月号に載っています。
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