2016年4月14日木曜日

フィレンツェとシエナ

今月の「総合解説」のグルメガイドは、フィレンツェとシエナです。

トスカーナの隣り合った町ですが、一方はイタリアを代表する賑やかな観光都市。

Firenze


もう一方は、歴史と自然に包まれて、厳かに時間が流れる古都。

Siena


フィレンツェとシエナ、訪れるならどちらの街?

そう言えば、フィレンツェとシエナの間に広がっているのはキアンティ・クラッシコ地区。
教皇のグエルフィ派のフィレンツェと皇帝のギベッリーニ派のシエナと、古くからのライバル同士だった2つの街が、境界線をめぐって争った地が、今やイタリアで一番世界的知名度の高いワインの産地。

フィレンツェは、大都会の観光地としての楽しみ方ができる場所で、シエナは、キアンティやペコリーノ、チンタ・セネーゼなど、郊外で作られる素晴らしい食材を味わうディープなグルメ旅には最適の街。

例えば、シエナの南東にある丘陵地、クレーテ・セネージは、シエナの美味しいペコリーノの産地。
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シエナの南には、世界遺産でもあるヴァル・ドルチャが広がっている。





気持ちはかなりシエナに傾いてきたなあ。


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“フィレンツェ”と“シエナ”のグルメガイドの日本語訳は、「総合解説」13/14年5月号に載っています。
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バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...