今月の「総合解説」のグルメガイドは、フィレンツェとシエナです。
トスカーナの隣り合った町ですが、一方はイタリアを代表する賑やかな観光都市。
もう一方は、歴史と自然に包まれて、厳かに時間が流れる古都。
フィレンツェとシエナ、訪れるならどちらの街?
そう言えば、フィレンツェとシエナの間に広がっているのはキアンティ・クラッシコ地区。
教皇のグエルフィ派のフィレンツェと皇帝のギベッリーニ派のシエナと、古くからのライバル同士だった2つの街が、境界線をめぐって争った地が、今やイタリアで一番世界的知名度の高いワインの産地。
フィレンツェは、大都会の観光地としての楽しみ方ができる場所で、シエナは、キアンティやペコリーノ、チンタ・セネーゼなど、郊外で作られる素晴らしい食材を味わうディープなグルメ旅には最適の街。
例えば、シエナの南東にある丘陵地、クレーテ・セネージは、シエナの美味しいペコリーノの産地。
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シエナの南には、世界遺産でもあるヴァル・ドルチャが広がっている。
気持ちはかなりシエナに傾いてきたなあ。
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“フィレンツェ”と“シエナ”のグルメガイドの日本語訳は、「総合解説」13/14年5月号に載っています。
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2016年4月14日木曜日
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