2016年3月31日木曜日

有機野菜のラグーの手打ちスパゲッティ

今日は今月の「総合解説」でリチェッタを紹介した料理の中で、一番美しかった料理の紹介です。

ミラノの カッシーナ・クッカーニャのレストラン、ウン・ポストのニコラ・カヴァッラーロシェフの一品。
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その料理は、勝手に名付けるなら“有機野菜のラグーの手打ちスパゲッティ”。
料理の写真は(こちら)。
『サーレ・エ・ぺぺ』5月号の表紙を飾っています。
表紙の写真はほんとにきれいです。

第一印象は、確かにカラフルだけど、それは色鮮やかな野菜を使っているからだろう、と誰もが思うはず。

有機野菜のスパゲッティは、最近ありがちなメニューですしね。
確かに、ブロッコリー、パプリカ、紫玉ねぎ、にんじん、ズッキーニ、黒オリーブ、ミニトマトと、カラフルな食材をたっぷり散りばめています。

でも、全体の色調が、やけに濃厚だと思いませんか。

どんなに鮮やかな野菜も、スパゲッティのベージュ色と絡むと、色味がとたんに薄まってしまいますが、このスパゲッティは、例えていうなら、蜷川実花さんの作品のような鮮やかさ。

そう、この華やかさの秘密は、スパゲッティにあったのです。
このスパゲッティには2種類の小麦粉、にんじんジュースとターメリック、卵白が入っています。
オレンジと黄色を加えた麺は、見事に野菜の色を引き立てています。
この色彩センスは、おしゃれなイタリア人ならではだなあ、と感心しました。

この料理を作ったカヴァッラーロシェフ。




彼がシェフを務めるミラノの話題の有機野菜のトラットリア。
ウン・ポスト。





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“ニコラ・カヴァッラーロ”シェフのリチェッタの日本語訳は、「総合解説」13/14年5月号に載っています。
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