2014年3月13日木曜日

ラルド

今日はまず、今週末に迫ったイベントの告知から。
3月15日(土)、16日(日)の両日、『洋COOK BOOK FAIR in Tokyo』が開催されます。
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普通の書店ではまずお目にかかれない、世界の料理の専門書を、手に取って見ながら買える、という、画期的なイベントです。
主催は、料理書専門古書店のonakasuitaさん。
webページはこちら
新宿の一軒家の部屋や庭を使った、アットホームなイベントです。

フランス、イタリア、アジアの料理書の専門店たちが出店します。
もちろん、イタリアはクレアパッソが出店です。
当日は、私も行きますよー。
本、一杯出します。
ぜひ、遊びに来てください。
お待ちしています。

場所は、こちら

さて、ポレンタ関連の話で、古代ローマの料理の話を少ししましたが、ラルドも、古代ローマ時代からほとんど作り方が変わっていない食材です。

コロンナータのラルド。
 ↓
lardo di Colonnata
lardo di Colonnata / gramulin



豚の脂身だけど、美味しいものは美味しいから、カロリーなんか、気にならないもん、
と思っていた私ですが、超ショッキングな話を知ってしまいました。

古代ローマでも、ラルドは、エネルギー消費の多いガテン系の人のための食べ物だったんだってー。

レギオン軍団の兵士には3日に1回、支給されたんだって。
ぶほ、レギオン軍団と言えば、こんなみなさん。

 



命がけで戦う戦士と同じ食べ物を、一日中ほとんど運動しないおばちゃんが食べていいのでしょうか。
兵士以外にも、大理石鉱山の鉱夫の間でも人気だったんだって。
やっぱり、美味しいからって気楽に食べれるもんじゃないなあ。

20世紀半ばまでは、ラルドとラードは料理の基本の食材で、農家の食事のベースだったんだそうです。

ラルドを語るには豚を知らなくては。
次は豚の話です。



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2 件のコメント:

くるり さんのコメント...

うわーん、衝撃。ラルドやっぱり我々には毒ですよねぇ(^◇^;)
うわーん、フェアにも行きたい!しかもマルケのワインて、プレッツェーモロさんの陰謀か!?

ところで、いよいよ当方の野望のひとつ、しらすの唐辛子漬けを作ろうかと思っているのですが、フェンネルは現地でも乾燥の種で代用することはあるのでしょうか?教えて頂けると幸いです。あと分量も(__;)

prezzemolo さんのコメント...

くるりさん

フェア来てくださいよー。

サルデッラ作るんですか。
素晴らしい!
フィノッキエット・セルヴァティコはカラブリア料理には多用されているし、そこらへんに雑草のように生えているので、地元で手に入らないということは考えられないですねー。
動画の人はフェンネルシードパウダーを入れてますね。
まったく問題ないんじゃないでしょうか。
量はun po'。

ペースト・アッラ・ジェノヴェーゼはプラのバジリコが必需品。その栽培方法は徹底的。小さな若葉だけを使います。

イタリアの自慢の食材を紹介する記事(CIR5月号P.39)を解説していますが、モッツァレラの例として取り上げたのが、よりによって“muzzarella ind'à murtetta” という、聞いたこともないクセの強い笹かまぼこ型のモッッァレラでした。多分、知名度的には誰...