今日はワインの栓の話。
『ガンベロ・ロッソ』の記事の解説です。
ワインの栓はコルク、という常識が崩れだしたのは、いつの頃からだったかなあ。
今は、スクリューキャップ、シリコン、ガラス、成形コルクなど、種類も豊富。
ぱさぱさに乾いたコルクがビンの中で割れしまって、お手上げだあトホホ、なんてこと、昔はよくあったなあ。
今では、便利なスクリューキャップが普及して、コルクの栓を抜く時のストレスも大幅に減りました。
でも、これは国によって状況が違うようですね。
まず、イタリアではスクリューキャップを使うとワインのイメージが低下するために採用されないケースが多い。
と言うわけで、ワイン業界では、まずスクリューキャップをバカにするのはやめようと、消費者を啓蒙することからスタート。
一方ドイツでは、若いワインから熟成タイプまで、あらゆるワインにスクリューキャップを使う傾向が広まっているのだとか。
これはワインの種類にもよるのでしょうか。
イタリアで、もっともスクリューキャップの使用が普及しているのがアルト・アディジェだということからも、ワインのタイプとの関係が深そう。
あと、北米の市場もスクリューキャップに強い要求があるそうなので、合理的なものを好む国民性も関係あるかも。
ラテン対アングロ&ゲルマンの構図が思わぬところで。
一方、ガラスの栓、ヴィーノ・ロックVino Lokは、コルクの悪臭の問題をきれいに解決するが、栓をボトルに合わせるのではなく、ボトルを栓にあわせなくてはならないのでコストがかかる。
高級ワイン向けですね。
見た目が美しいからラテン系が好きそう。
ソムリエさんたちも色々工夫してます。
スクリューキャップでもエレガントに開ければ上等なワインに思える。
素晴らしい。
要は、ワインにいかにうやうやしく接するかがポイントか。
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関連誌;『ガンベロ・ロッソ』2011年4月号、“コルクに代わる栓”の市議の解説は、「総合解説」2011年4月号に載っています。
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2012年7月16日月曜日
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2 件のコメント:
ガラスの栓、初めて見ました。なんだか理科の実験室を思い出します。
スパークリング限定ですが日本のラムネの瓶みたいなのがあれば面白いかもしれませんね。
畠山さん
そうだ、ラムネもガラスの栓でしたね。
あんな瓶に入ったワインがあったら楽し~い。
ラムネもソムリエさんが開けるとおされになったりして~。
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