2019年5月22日水曜日

復活祭のサルデーニャのパンに込められた意味

マルケのパスクアのパンはチーズケーキのようなパンでしたが、イタリアの復活祭には甘いパンが欠かせません。

パスクアのパンの特徴は、複雑で美しいその形。
典型的なのは三つ編みですが、美しい形にこだわるイタリアならではの複雑な形のパンを、「総合解説」(P.40~)では説明しています。
手先の器用さは全く要求されませんが、文字で説明するのは不可能なので、過程の写真も「総合解説」に載せました。

パスクア(イースター=復活祭)に、なぜパンなのかというと、発酵させて膨らんだパンは、春の豊穣さを象徴しているからです。
あるいは、小麦は冬に種をまいて夏に収穫しますが、このサイクルが、冬は暗い地中で死んでいても、まばゆい夏の光の元で再生する、という、新しく実をつけるために死んで再生する、ということの象徴になっています。
これがキリストの復活にも繋がります。
パンで作る複雑な形は、小麦の穂なんですね。

イタリアのパンは、宗教儀式と結びついています。
サルデーニャでは、結婚式を村で一番のパン屋の手が込んだ複雑なパンで飾るのも伝統。
家庭で焼く復活祭のパンの定番は、三つ編みパンや卵を抱いた鳩。

上の動画のパンの材料は
 ぬるま湯・・270ml
 セモリナ粉・・500g
 塩・・小さじ1
 ゆで卵・・5個
 生イースト・・15g

焼き色は薄くつく程度に焼きます。

アートなパスクアのパン



サルデーニャのパンは、パン生地を陶器のように細工します。
中にはゴジラの第2形態みたいなのもあるけど・・・。
素晴らしくて、いつまででも見ていられます。

サルデーニャのパン屋さん。

パンに宗教的な意味なんて感じたことなかったけど、サルデーニャで暮らしていたら、バリバリに感じそうですね。


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“パスクアの甘いパン”のリチェッタの日本語訳は「総合解説」2017年3/4月号P.40~に載っいます。
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