2018年の最後になって、イタリアから訃報が飛び込んできました。
イタリア料理界の巨匠、グアルティエロ・マルケージ氏が12月26日、亡くなりました。
87歳でした。
イタリア在住のsegnalibroさんによると、“全国版ニュースで流れて驚きました。
もういいお年だったし、奥様が亡くなられてから、落ち込まれていたとか”
とのこと。
イタリアで最初の3つ星シェフとして一世を風靡し、イタリア料理の新しい扉を開いた人として、このブログでも度々取り上げてきました。
パイオニアであると同時に後輩の育成にも熱心で、多くのマルケージ・チルドレンを育て上げました。
パイオニアであると同時に後輩の育成にも熱心で、多くのマルケージ・チルドレンを育て上げました。
美食の国のトップシェフとして、世界で一番有名なイタリア料理人でしたよね。
世代交代がますます加速しそうだなあ。
彼の代表作、金箔とサフランのリゾット
彼の代表作、金箔とサフランのリゾット
このリゾットは、作り方は米の産地の伝統的なリチェッタを守りながら、洗練された創造力に溢れた2次元的盛り付けで圧倒する、新しいイタリア料理でした。
でも、マクドナルドが出店する度に反対運動がおこるような国で、先頭に立って革新的なことをする勇気ある人でもありました。
R.I.P シェフ。
全盛期がバブルと重なっていたので、個人的にはバブルの象徴のようなイメージのシェフでした。
R.I.P シェフ。
のんびり美味しそうなパスタのリチェッタでも紹介して今年を終えようと思っていたのですが、思いがけないニュースで、予定は大幅に変更です。
それでは、良いお年をお迎えください。
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2 件のコメント:
マルケージ死去のニュースは日本も駆け巡りましたね。私の居た大学院はマルケージ経営の料理学校、Alma,と一緒に校舎(パルマを治めたナポレオン2番目の妻マリア・ルイジアの夏のお城で歴史のある建物)を使っていて学食で2度ほど白いコクコートを着た彼を見かけました。学食は料理学校の生徒が習ったその日の料理がカフェテリア形式で並び、あー今日はこれを習ったのねと毎日楽しみでした。トルコ、韓国、カナダの旗があったけど日本には募集がなかったせいかあまり知られてはいませんでしたが図書館も共通だったので生徒たちと話す機会もあって面白かったです。italiamama
italiamamaさん
あけましておめでとうございます。
今年もコメントお待ちしてまーす。
マルケージさんのことは、懐かしい思い出として、みんな何かしら持っていますよね。
一つの時代が終ったなあという印象が強烈です。
ミラノのレストランで食事したのが、何世紀も前の出来事のようです。
次の世代のリーダーは誰なんでしょうね。
prezzemolo
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