今日はグラニータの話。
前回のサリーナ島で一番人気のダ・アルフレードのグラニータですが、シチリアで一番美味しい、という人もいるんですねえ。
ダ・アルフレードのグラニータ
濃厚そうなグラニータです。
1968年のオープン当初から出しています。
シチリア名物のグラニータは機械を使って作るので、家庭で同じものを作るのは不可能。
でも、ダ・アルフレードのグラニータのレシピに特に秘密はなく、旬のフルーツだけで作ります。
味は、レモン、コーヒー、メロン、いちご、オレンジ、桑の実、ピスタチオ、チョコレート、スイカ、桃、アーモンド、いちじく、ヘーゼルナッツ、フィーキ・ディンディア。
従業員しか扱えないような、かなり古いカルピジャーニのマシンを使っているのがポイントのよう。
グラニータの色が白っぽいのは、空気をたくさん含んでいるから。
でも、この状態は長くは続かないため、ダ・アルフレードでは少なくとも90分ごとに新しいグラニータを作っているのだそうです。
グラニータの濃度や人気のフレーバーは、同じシチリアでも場所によって変わります。
↓サリーナ島があるメッシーナ地方ではホイップクリームのトッピングが人気。
↓グラニータと一緒に食べるのがブリオッシュ。
↓グラニータとブリオッシュの食べ方
-------------------------------------------------------
関連誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2008年7月号
“サリーナ島”の記事は「総合解説」'08&'09年7月号に載っています。
[creapasso.comへ戻る]
=====================================
2012年1月31日火曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
マリア・ルイジアの小さな街、パルマのバターとグラナの娘、アノリーニ。本物は牛と去勢鶏のブロードでゆでます。
昨日の最後にサラっと登場したアノリーニですが、このパスタ、(CIR12月号P.5)にもリチェッタが載っていました。クルルジョネスの次の料理です。花の形の可愛い詰め物入りパスタ、なんていうのがこのパスタの印象ですが、イタリア人は、こんな風に思ってるんですね。 「マリア・ルイジアの小...
-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
(CIR)2月号の“ゆでないパスタ”というのは、たっぷりの沸騰した熱湯にパスタを入れて常に沸騰させながらゆでる、といういわゆる伝統的と呼ばれる昔ながらの方法でパスタをゆでない方法です。 プロの技を駆使しながらゆでないでパスタを加熱する方法を取り上げたのがこの記事です。 その一つが...
-
今日のお題はプリーモピアット。今月の「 総合解説 」P.5の料理です。 スパゲッティなんですが、料理名がやたらカッコイイ。 “アサシンのスパゲッティspaghetti all'asssassina”だって。 初めて聞きました。 聞いたこともない料理だったのに、逆にnetに...
0 件のコメント:
コメントを投稿