2017年3月6日月曜日

国民的イタリア料理の本『グランデ・クラシチ』

今日は、ぼちぼちホームページで紹介しようと思っていた本の紹介です。
その名も『グランデ・クラシチ』。
イタリア料理の定番中の定番、という料理を紹介した本なのですが、なんとこの本、何かと問題が多いイタリア郵便局が一枚かんでいるんです。

きっかけは、どうやら2015年のミラノ万博。
食がテーマのこの万博に際して、イタリアの料理書を出版しようと考えた某企業が、郵便局に協力を要請した結果、各町や家庭ごとに違うリチェッタがあると言われるイタリアで、特に大勢のイタリア国民から支持されているリチェッタは何かを郵送してもらって総選挙をしようということになったのでした。
その結果選ばれたのが、言わば国民的イタリア料理。
それらを集めてできたのが、立派でゴージャスな本ではなく、日常使いの、手ごろで実用的なこの本です。
料理はすべて写真付き、どの地方の料理かも明記、リチェッタを提供した店の名前や住所も記載されています。

リチェッタも読みやすいので、さらさら、と読めます。
たまたまメカジキの切り身があるのでイタリア料理風にしようと思ってこの本をパラパラめくってみたら、メカジキのシチリア風というのがありました。
水とオリーブオイルにトマト、ケッパー、オリーブ、にんにく、オレガノ、イタリアンパセリ、塩を加え、切り身を入れて煮詰める1品。

さすがは国民的イタリア料理。
家庭料理的で調理もお手軽そうで、アレンジしやすそう。

イタリア郵便局も頑張ってるんですね。
この本も「総合解説」にリチェッタの翻訳を載せる本の候補です。


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バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...