今日は、フォカッチャ・バレーゼで有名な店の紹介。
まずは何と言とっても一番の大御所、フィオーレ。
店の4代目で、信仰心の厚さでバーリの人たちから尊敬され、フォカッチャ・バレーゼの王様と呼ばれていた
ミンモことドメニコ・フィオーレ氏が2011年8月に74歳で亡くなった時は、ニュースになりました。
そういえば、先日は、ティラミス発祥の店として知られるトレヴィーゾのレ・ベッケリーエ(webページ)が閉店したというびっくりニュースを聞いて(grazie mi○○先生)、一度食べておきたかったあ、と思ったものですが、もう後の祭り。
フォカッチャ・バレーゼの王様のもっとも伝統的と言われるフォカッチャも、食べておきたかったなあ。
現在は、5代目のトーニ氏が切り盛りしているそうで、フォカッチャの味は、観光客からの評価は相変わらず高いようです。
フォカッチャ・バレーゼ管理組合の会員の店のリストはこちらのページ。
ガンベロ・ロッソのガイドブック『ストリート・フード』に載っている店は、Conticchi, Panifico Santa Fara, El Focaccairo。
どの店も、紹介できるほどの情報がな~い。
そうそう、フォカッチャと言えばジェノヴァのフォカッチャも有名です。
バーリとジェノヴァは姉妹都市だそうで。
2つのフォカッチャはどう違うのか、バレーゼの時と同じ、ジャッロ・ザッフェラーノの動画で比べてみましょうか。
じゃがいももトマトもないですね。
小麦粉はマニトバ粉。
基本的に、伝統的なものほど味がシンプルです。
これはバーリのフォカッチャよりかなりシンプルで、これだけでオリジナルはこちら、という強い根拠になりますねえ。
大きな違いは、ジェノヴァのフォカッチャはパンに近くて、バーリのフォカッチャはピッツァに近い、という点。
ちなみに、こちらのページはジェノヴァ人が選んだジェノヴァのフォカッチャの店、ベスト10が紹介されています。
1位になったのは、Cecconiという店。
ところがなんと、このサイトで1位になったことでお客が殺到して、お昼前に売り切れちゃう事態になつちゃったんだそうです。
じゃあ2位や3位の店に行けばいいかも。
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関連雑誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』2012年2月号、“バーリ”のグルメガイドの記事は、「総合解説」2012年2月号に載っています。
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