2014年4月21日月曜日

スポンジ生地

現在、スポンジ生地の迷宮を探索中です。

パータ・ジェノワーズは、共立てスポンジ生地のフランス語で、ジェノヴァの人が作ったことにちなんでジェノワーズ生地という名前がつきました。
Lejla Mancusi Sorrentino著『La Dolce Italiana』によると、この命名をしたのは、シブーストなんだそうです。
フランス料理に詳しくないので、何とも言えませんが、そうなんですか?

イタリア語で、共立てスポンジ生地はpan di spagna。
でも、フランス語だとパータ・ジェノヴェーゼpâte génoise、この言葉のイタリア語はpasta genoveseなので、ここでちょっと混乱が。

pan di spangaとpasta genoveseは、同じものなのか、違うのか。

素人は、どっちでもいいや~と思いがちですが、イタリアのwiki先生によると、アングロサクソン系はパータ・ジェノヴェーゼが一般的で、イタリアではパン・ディ・スパーニャが一般的なんだそうです。

上のストロベリーケーキはパン・ディ・スパーニャ、下はレモン・ジェノワーズケーキ。






パン・ディ・スパーニャ(上)とパータ・ジェノワーズ(下)。
 ↓






混ぜる時に熱するのがジェノワーズ、熱しないのがスパーニャ。

ちなみに、別立てのスポンジ生地は、イタリア語ではパスタ・ビスコットと言います。

そういえば、きのうはパスクアでした。

ジェノヴァには、パスクアの名物、トルタ・パスクアリーナと言うのがありました。
トルタだけど、ケーキじゃありません。
野菜のパイ。




次こそは、サクリパンティーナの話です。
多分。


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2 件のコメント:

mulignana さんのコメント...

ん~まだ整理がつかないです。別立てはパスタ・ビスコットなんですか。カントゥッチやロッココの様に二度焼きするから“Bis Cotti”なんですよね。何でパスタ・ビスコットなんでしょう。保存性を高めるために、やはり二度焼きしなのでしょうかね。

prezzemolo さんのコメント...

mulignanaさん

ますますこんがらかってきましたが、
ビスコットは、多分、フランス語のビスキュイから来てると思います。
なんでこう呼ぶのかは、フレンチの人たちに教えてもらいたいですねー。
お菓子の分野では、フランス語そのままというケースが多いですが、パン・ディ・スパーニャはそういう意味でも異色です。

ジェラートはパンとの相性も良いデセール。シチリアとナポリの人のジェラートの食べ方は、ほんとに自由。

今日は、(CIR)7月号のリチェッタから、ジェラートの話(P.12)。 リチェッタのテーマは、シンプルにコーンやカップに入れるジェラートではなく、クロスタータやボンボローニ、はてはフォカッチャにのせるジェラート。 ジェラートのデセールの最高峰はトルタ・ジェラート。 パン・ジェラー...