カルド・ゴッボの記事を訳していたら、カルド・ゴッボが欠かせないバーニャ・カウダはそもそも、新ワインのお祭りの時に食べるものだった、という話を発見。
あー、ちょっと遅かったなあ。
来年のヌーヴォーに添える料理は、バーニャ・カウダに決定。
もちろん、新ワインと言っても。、マチェラツィオーネ・カルボニカで人工的に作った新ワインじゃなくて、純粋にその年で一番最初のワインだろうけど。
日本のワイナリーでは、新ワイン祭りなんてやらないんでしょうか。
そういえば、バーニャ・カウダは大勢でワイワイやるのにぴったりの料理でした。
バーニャ・カウダとカルド・ゴッボ祭り
カルド・ゴッボの産地として知られるニッツァ・モンフェッラートの収穫際の主役はトリュフ、カルド・ゴッボ、バルベーラなんだそうです。
11月初旬ですが、人々はすっかり冬の服装。
バーニャ・カウダに添える野菜も冬野菜です。
今年の日本みたいに秋が短くてすぐ冬になると、新ワインや新オイルでお祭りしたくなる気持ちがよーくわかります。
これで冬が寒くて長かったりすると、復活祭、したくなるかも。
次の動画は食材店のオープンを知らせるものですが、冒頭にカルド・ゴッボの栽培風景が出てきます。
カルド・ゴッボは、猫背のカルドンという意味で、カルドンをぐいと曲げて一部を土で覆って軟白栽培します。
外見はセロリみたいですが、味はアーテイチョークに似てるんだそうです。
生で食べることができるただ一つのカルドン、というのがキャッチフレーズ。
秋が短いピエモンテにも、こんなに美しい紅葉の景色がありました。
こちらはバルベーラの畑。
来年の秋まで待てない。
今晩、バルベーラ・ダスティ飲みたくなってきた。
-------------------------------------------------------
[creapasso.comへ戻る]
=====================================
登録:
コメントの投稿 (Atom)
ペースト・アッラ・ジェノヴェーゼはプラのバジリコが必需品。その栽培方法は徹底的。小さな若葉だけを使います。
イタリアの自慢の食材を紹介する記事(CIR5月号P.39)を解説していますが、モッツァレラの例として取り上げたのが、よりによって“muzzarella ind'à murtetta” という、聞いたこともないクセの強い笹かまぼこ型のモッッァレラでした。多分、知名度的には誰...
-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
今日はブラザートの話。 『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。 バローロのブラザート, photo by Silvio 記事によると、 ブラザート brasato は、イタリア語で「炭」という意味の“ブラーチェ brace ”の古い呼び方、“ブラーザ brasa ”が...
-
今日のお題はプリーモピアット。今月の「 総合解説 」P.5の料理です。 スパゲッティなんですが、料理名がやたらカッコイイ。 “アサシンのスパゲッティspaghetti all'asssassina”だって。 初めて聞きました。 聞いたこともない料理だったのに、逆にnetに...
0 件のコメント:
コメントを投稿