2009年6月30日火曜日

ウニ

東北でウニを食べてきたので、その勢いで、今日はウニの話。

イタリア語でウニは、“リッチ・ディ・マーレ”ricci di mare。
“リッチ”とは、栗のいがのこと。
つまり、「海のいが」という、見た目そのままの名前。



Ricci di mare, photo by The artist previously known as flickrsucks



ウニはイタリアの海岸線のどこにでもいます。
この動画はサルデーニャの海辺のウニ。






食用にするのは主にヨーロッパムラサキウニの仲間ですが、ムラサキウニ、バフンウニ、など日本のように区別して呼ぶことはまずありません。
一応、ヨーロッパムラサキウニは、別名、リッチョ・フェンミナとも言います。

一年中獲れますが、身が一番厚くなるのは冬の終わりから春の初め頃。


カリアリ(サルデーニャ)のレストランで前菜にウニを頼むと、この量が出てくる!


日本では、生、焼き、吸い物、潮汁、炊き込みご飯など色んな料理にしますが、イタリアでは生かパスタが主流のようですね。
パンにのせてクロストーニにすることもあります。

次の動画は、ウニとファヴィニャーナのマグロのボッタルガのスパゲッティ・アッラ・キタッラ。
オリーブオイルを軽く熱し、プレッツェーモロとボッタルガを加えてさっと熱します。
パスタのゆで汁少々を加えて火を止め、ウニを入れます。
パスタを入れて和え、皿に盛り付けます。
仕上げにピスタチオを散らしてこしょうをかけ、オイルをたらします。








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5 件のコメント:

くるり さんのコメント...

そうなんですよね、ホント量が半端ない。前に道端で露店のウニ売りを見つけたので、無理矢理半量を売ってもらって立ち食いしました。食事に行く通り道だったので、アンティパスト代わりに。しかも前のバールでテイクアウトしたスプマンテ片手に(笑)。
ところで、東北ってどちらに行かれたのですか?またおいしいもの沢山食べられましたか?

prezzemolo さんのコメント...

くるりさん
露店のウニとバールのスプマンテかあ。目に浮かびますよー。なぜかイタリアでは、ウニは立ち食いですよね。
田舎の八戸に行ってきました。料理はウニとアワビ三昧!イカそうめんが食べたいと言ったら、あんなもの、とバカにされましたよー。かと思うと、ネットで取り寄せた明太子を自慢したりして、面白いところです。

くるり さんのコメント...

へえー、八戸!まだ行ったことないのでぜひ行ってみたい場所です。ウニとアワビ三昧って、贅沢すぎます。脳卒中にならないかなぁ(笑)。イカそうめんて、なんでばかにされるのですか?そいうえば長崎でも、このあたりではイカでもスルメイカなんかだと、人間の食べるもんじゃないから捨てるって言われましたけど。明太子も無着色より赤くないとダメだったり、刷り込み現象って面白いですよね。

littlesugar さんのコメント...

初めまして。
前菜でこの量って・・・・どんな胃袋してるんですか?!

ウニにまみれて寝てみたいあたしは、こんなに食べたら嬉しくて気絶しそうです(笑)!!!

prezzemolo さんのコメント...

littlesugerさん
初めまして!
この量のウニを前にして、これだけ冷静でいられるっていうのもすごいですよね(笑)
私の場合も確実に血圧がはね上がりますねー。

ジェラートはパンとの相性も良いデセール。シチリアとナポリの人のジェラートの食べ方は、ほんとに自由。

今日は、(CIR)7月号のリチェッタから、ジェラートの話(P.12)。 リチェッタのテーマは、シンプルにコーンやカップに入れるジェラートではなく、クロスタータやボンボローニ、はてはフォカッチャにのせるジェラート。 ジェラートのデセールの最高峰はトルタ・ジェラート。 パン・ジェラー...