2018年2月14日水曜日

カスターニャとマッローネ

総合解説」10月号発売しました。

最初の記事は、10月の旬の食材。
1ページの記事ですが、毎月、新しいことを教えてくれます。
今月知ったのは「栗」のこと。

イタリア語で栗はcastagnaとmarrone。
カスターニャとマッローネ。
なんとなく両者を区別して使っていることは知っていましたが、どう違うのか、その答えがはっきりわかりました。
これはカスターニャ。
野生の栗の木の実です。
 ↓
castagne

それに対してマッローネは栽培用品種の栗。
マッローネはカスターニャより甘くて皮が薄くて丸いのが特徴。

マッローネ・デル・ムジェッロIGP
 ↓


底の白い部分の形で見分けられるんですね。
四角いのがマッローネ。
平たく言えば、普通に森に落ちているのがカスターニェで、ブランド品がマッローネ、ということでしょうか。

その他に、ビットとビット・ストリコの違いとか、シナモンの香りのバジリコとか、これは日本ではシナモンバジルと呼ぶんですね。
イタリア語ではバジリコ・カンネッラです。

そしてこれは、トンノ・アラルンガ。
地中海に棲む、ある部分が長いマグロです。
イタリアでも日本でも、その形が名前の由来のようですね。
産卵のために岸に近づく秋に獲れます。
 ↓


 

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詳しくは「総合解説」2015年10月号をご覧ください。
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