2017年6月15日木曜日
酔っ払いチーズ
今日はヴェネトのチーズの話。
とは言っても、ヴェネトのチーズを口にする機会なんて全然ないので、ハードル高い。
しかも、よりによって、水牛のミルクのチーズです。
最近確かに、北イタリア産の水牛のチーズのニュースは、時々見かけます。
でも、モッツァレッラじゃないんです。
手にした情報は、IL BUFALA AL GLERAというチーズの名前。
それと、水牛のミルクのチーズと、al gleraのgleraは、プロセッコに使うぶどう品種。
これに漬けて熟成させるらしい、ということのみ。
ヴェネトのチーズ。
↓
チーズの名前から生産者が分かりました。
ラッテリア・ペレンジンlatteria perenzinw。
動画もありました。
2:30あたりにIL BUFALA AL GLERA登場。
2014年のワールド・チーズ・アワードで金賞受賞という盾が。
チーズは登場せず、盾だけかい。
でも、チーズの名前はBUFALA UBRIACATO AL GLERAということが判明。
メーカーのHPで製品の情報を探すと、BUFALA UBRIACATO AL GLERAは、フルーティーな香りで締まった生地のチーズ。
甘みのあるデリケートな味。
グレラはヴェネトの品種で、プロセッコに使われます(最低85%)。
グラッパのような風味のフリッザンテのワインになります。
その独特の風味がチーズにも加わっています。
水牛のミルクを使うというのはチーズ職人のアイデア。
プロセッコ
↓
ワインやモストに浸したチーズのことをフォルマッジョ・ウブリアーコと呼びます。
これは第一次大戦中にチーズが徴収されないように隠したのが最初、と考えられているそうです。
ウブリアーコ・チーズ。
↓
イタリアの酔っ払いチーズは大部分がヴェネト産だそうです。
ヴェネトのチーズ食べたくなってきた~。
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‘BUFALA AL GLERA’は「総合解説」2015年2月号P.2に載っています。
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