今日は新オイルの話。
『サーレ・エ・ペペ』の記事の解説です。
収穫したてのオリーブを搾ったばかりの新鮮なオイルは、“緑の金oro verde”と呼ばれて、特別扱いされます。
イタリアでは、完熟前の色が変わり始めた酸度の低いオリーブの実を、10月から11月始めにかけて収穫し、フラントイオと呼ばれる圧搾所で絞ってオイルにします。
こうしてできた新オイルはワインと同様にノヴェッロと呼ばれます。
ノヴェッロは、オリーブの個性が最大限に引き出されているのが特徴で、最上のオイルと考えられています。
なので、この時期は圧搾所巡りをするには最適です。
11月から12月にかけては、フラントイ・アペルティと呼ばれる圧搾所の一般開放も行われるので、オリーブの収穫や圧搾過程を見ようと大勢の観光客が訪れて、オリーブの産地は一年で一番賑わいます。
プーリア州のフラントイオ・アペルティ。
こちらはウンブリア。
まさに搾り立て。
伝統料理を味わう絶好の機会でもありますね。
新オイルの定番のテイスティング方法は、ブルスケッタかパンにオイルをかけて味わう方法。
オイルの収穫祭も各地で。
これはウンブリアのお祭り。
ところで、記事にもあったストロッシャって知ってました?
リグーリアのオリーブオイルをたっぷり使ったドルチェです。
ごつごつした姿のドルチェですね。
ストロッシャとは、リグーリアの方言で「割る」、という意味だそうです。
その名の通り、スライスには向いていないドルチェです。
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関連誌;『サーレ・エ・ぺぺ』2011年11月号、ストロッシャのリチッタを含む“新オイル”の記事は「総合解説」2011年11月号に載っています。
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