2011年6月9日木曜日

ペックのスモークサーモン

スモークサーモンの話、その3です。

今日はイタリアのスモークサーモン料理の話。

まずは前回少し紹介したペック。
日本でもおなじみの、イタリアを代表するデリカテッセンですよね。


↓ペックの総菜コーナー





ペックでは、天然のアトランティックサーモンのスモークを販売しています。
webページ(こちら)によると、300gで70ユーロ、約8,200円。

市場のわずか5%という貴重な天然アトランティックサーモン。
そんな高級品を食べる時は、デリケートな味と香りを邪魔しないシンプルな方法が一番。
ペックでは、スライスして、バターか軽くホイップした生クリームと、フェンネルシード入り黒パン(ライ麦パン)を添える食べ方を勧めています。

こんなイメージですかね。


スモークサーモンを使った一品として紹介しているのは、ラズベリー風味のスモークサーモンとミスティカンツァ(ベビーリーフ)のサラダ。
リチェッタのwebページはこちら

まず、オリーブオイル80g、赤いラズベリービネガー20g、塩、こしょうをホイップしてラズベリーのアスプレットaspretto di lamponiを作ります。
・生クリーム100gとレモン汁20gをホイップしてサワークリームにし、刻んだシブレット(チャイブ)を加えます。
・ミスティカンツァをアスプレットで和えます。
・皿にスモークサーモンを盛り付け、その上にミスティカンツァを盛ります。
・生のラズベリーで飾り、クネル形にしたサワークリームと熱いブリニを添えます。
分量は4人分。


ブリニの作り方は、
・小麦粉200g、そば粉200g、ドライイースト小さじ4、砂糖50g、塩小さじ1/2をボールに入れて混ぜます。
・牛乳600mlと無塩バター115gを熱し、粉の材料の中央に入れます。
・卵4個も加えてこね、最低45分発酵。
・直径10~15cmのフライパンを熱してバターを溶かし、生地を少量ずつ入れて両面を焼きます。
・焼き上がったら布巾をかぶせて保温。


おまけの動画。

↓ペックのワインセラーとオーナー





↓ペックのイタリアン・バー(ワインバー)





↓肉類の売り場




↓チーズ、パスタ、ドルチェ






スモークサーモンの話をするはずが、気が付いたらペックの話になっていました。
スモークサーモン料理の話、次回に続きます。


-------------------------------------------------------

関連誌;『ガンベロ・ロッソ』2009年1月号
“スモークサーモン”の記事の解説は、「総合解説」'08&'09年1月号に載っています。
 
[creapasso.comへ戻る]

=====================================

0 件のコメント:

キャビアはしばらく見ないうちにずいぶん種類が増えてました。

(CIR12月号)の話、今日はクリスマスにふさわしいゴージャスな食材、キャビアとトリュフの話です。 カスピ海のチョウザメの  卵を初めて塩漬けにしたのは、2千年前のペルシャ人だと言われています。それをロシアの皇帝が輸入して宮廷に取り入れたところ、キャビアは黒い金と呼ばれる高級品と...