2009年11月24日火曜日

ガンベロ・ロッソのイタリアのカプチーノ、ベスト10

今日はカプチーノの話。

以前、『ガンベロ・ロッソ』が「ローマのカルボナーラ、ベスト10」というのを発表した、という話をしました。
『ガンベロ・ロッソ』では、色々なもののベスト10を発表しています。
クレアパッソで次に配本予定の2008年4月号で取り上げているのは、リゾット・ミラネーゼとカプチーノのベスト10。

リゾットの情報は「総合解説」に載せますので、ここではカプチーノのベスト10をどうぞ。
順位はつけられていないので、アルファベット順に紹介されています。


■バスティアネッロ Bastianello(ミラノ);hp
1.60ユーロ

ミラノで最高のカプチーノ。
クリーミーでクリームは最後まで濃厚。
混雑していてもエレガントなサービスを受けられる。

これがそのカプチーノ。

こちらは同店のホットチョコレート。



■ヴェランダ・イル・カランドリーノ Veranda Il Calandrino(ルバーノ);hp
1.35ユーロ

レ・カランドレを経営するアライモ家の店。
レストランだけでなく、カプチーノも素晴らしい。
洗練されたブレンド。

日本にもあったんでしたっけ。
今もあるんでしょうか。



■コーヒー&チョコレート Coffee & Chocolate(パレルモ);via Principe di Belmonte 108, Palermo
1.30ユーロ

スピンナート家が経営する3軒の店の1つ。



■ディ・パスクアーレ Di Pasquale(ラグーザ);hp
1.00ユーロ

ディ・パスクアーレ家が経営するシチリアを代表するパスティッチェリーアの1つ。
伝統と新しさのバランスが取れた店。
プロの技のカプチーノ。



■ジーノ・ファッブリ・パスティッチェーレ Gino Fabbri pasticcere(ボローニャ);hp
1.30ユーロ

イタリアでも最大規模のパスティッチェリーア。
豆のブレンドが素晴らしい。
造り手によって微妙な違いもある。



■ムラッサーノ Mulassano(トリノ);hp
1.30ユーロ

トリノの中心部にある。
イタリアの歴史的なカフェの中では小さな店。
バリスタはまるで魔法使いのよう。

店の入り口
バリスタ?
カフェ・シェケラート



■ムレーナ・スイート Murena Suite(ジェノヴァ);via XX Settembre 153/157r, Genova
1.20ユーロ

ジェノヴァでも特にモダンな店の1つだが、伝統は十分に尊重されている。
信頼できるプロの手が作りだすカプチーノ。



■リナルディーニ Rinaldini(リミニ);hp
1.30ユーロ

パスティッチェリーアとチョコレートの世界大会で優勝した経歴のあるロベルト・リナルディーニの店。

「うるるん」で飴細工の指輪を作った人ですねー。
店のショーケースに並ぶドルチェ



■ルージュ・エ・ノワール Rouge et Noir(ブリンディジ);via Santi 15, Brindisi
1.20ユーロ

南イタリアで最高のカプチーノの1つ。
経営者のロモロ・スペッキアは上品で洗練された飲み物を作る魔術師。



■ヴィア・デッレ・トッリ Via delle Torri(トリエステ);via Roma 4, Trieste
1.40ユーロ

美味しいコーヒーの街にある店。
どんなに混雑していても完璧なカプチーノを出す。



どの店も、近くを訪れる機会があったら要チェックですね。


それでは今日のおまけ。
アート系のカプチーノ作りの動画をどうぞ。








-------------------------------------------------------

関連誌;『ガンベロ・ロッソ』2008年4月号


[creapasso.comへ戻る]

=====================================

4 件のコメント:

Vittorio さんのコメント...

動画のカプチーノ、私もやりたいです(笑)、いいなぁ~(笑)

カプチーノの美味しさに魅了されてました、

マシンで立てた牛乳の泡、持続してなかなか消えないから素晴らしいと思います。
前に流行ったスープのカプチーノ仕立て、ウチでもやっていました。

当時の私はカプチーノばっかり飲んでいたのでカプチーノ小僧と言われてました(笑)、エスプレッソは当時は苦くて朝から飲めませんでした、
イタリア人の自国のコーヒーじゃないとダメなことを感じさせられた出来事がありました、

ルクセンブルクの国際大会でイタリア代表で参加した時、大会に参加する人、テレビの取材の人、応援するの人で大型バス1台で行きました、応援する人は全員外国が始めてでした、

夜9時位について、ホテルの厨房を朝まで貸切ってもらいました、

各セクションに別れて作品の仕上げに入る時でした、オーナーが『ヴィト、彼たちにコーヒーを飲みに連れてってくれないか、言葉が出来ないんだ』

私『ホテルにもカフェはありますよ』

オーナー『不味いそうだ』

私『作品に時間がかかります、シル·ヴ·プレだけ覚えておけば通じますよ』

オーナー『そんなの分かってるよ作品は夜中やれよ、朝まで借りているんだから、早く言ってこい』

よく、私はスービトとかプレストとか言われてました(笑)、

2~3件連れて行ったのですが、薄い、不味いでした、

私はイタリアで飲んだエスプレッソと変わらないと思って言いましたら『カプチーノ小僧にはわからないよ』と(笑)

大会が終わって国境を渡ってイタリアに入ったドライブインで、みんなバスから走ってカフェに入りすぐエスプレッソを頼んでいました『う~んこれだよぉ~』とイライラした顔がみんなリラックスした顔になりました、砂糖いっぱい入れてました、

私も飲んだのですが同じとしか思えませんでした(笑)

カフェ·シェケラート懐かしいです、アイス·エスプレッソカクテル?

日本ではシナモンを入れる所があるんですが、イタリアでは出くわしたことがないです、

またイタリアに行って色んなカプチーノを飲みたいです(笑)

prezzemolo さんのコメント...

Vittorioさん
国境を越えたとたんにエスプレッソを飲みに走るとは、徹底してますねー。
まあ私も、イタリアから帰って最初に食べるものは、毎回、太巻きなんです。
ご飯はやっぱり日本だなーって思いながら。
外国に行くと余計にふるさとの味が美味しく思えるもんですよね。
ヨーロッパは陸続きでも、やっぱり他の国は外国なんですね。

それにしてもオーナーさん、夜中に仕事をせいとは、厳しい~。

私、イタリアでは「カップッチョください」って注文するのが気に入ってます。
「カップッチョ」って口に出すと、すごく楽しい気分になるんですよ、これ(笑)。

Vittorio さんのコメント...

カップッチョってカプチーノの方言だと思っていました(笑)

今度その言葉使いたいです、

太巻きいいですね、私も大好きです、

私の場合は日本に当分帰れる見込みがなかったので、時々休憩時間を使って太巻きやにぎり鮨を作って自分のまかないにしていました、お米は日本の米に似た手頃なのを買ってました、他はローマやパリの中華食材店で手に入るときがありました。

同じ料理人だから気になるのでしょうね、同僚の男女スタッフが後ろからそぉっと見てました(笑)

おそそわけで、にぎり鮨をあげましたら、『ボーノ』って私のホッペタに指を突き刺さるいきよいで刺してきました(笑)、かなり痛いですよ、自分のホッペタ刺せばいいのに~(笑)

そういえば関西の方は昔から節分の時に太巻きを食べてましたけど、最近関東にも浸透して来たようですね(笑)。

prezzemolo さんのコメント...

Vittorioさん
カップッチョが方言というのは思いつかなかったです!
なんでカップッチョって言うの?とイタリア人に聞いたことがあるんですが、cappuccinoよりcappuccioのほうが量が多そうだからって言われました。
いい加減~。

指をほっぺたに指す人、ほんとにいるんですね。
私はいまだに見たことがなかったので、都市伝説かと思いかけてました~(笑)。

恵方巻って食べ方が面倒そうなので、まだ食べたことないです。
普通に美味しそうですけどね。

ナスのパルミジャーナはその形状が語源。パルマじゃなくてナポリ生まれ。

今月の(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の地方料理は、パルミジャーナです。 人気のイタリアの地方料理の1品ですが、パルミジャーナと言う名前でも、パルマとは何の関係もない、というのはよく知られています。 というか、下の動画ではナポリ料理と言ってます。 パルミジャーナ。...