さて今日は今月の「総合解説」からガンベロ・ロッソが『パスティッチェーリ・ディ・イタリア2014』でトレ・トルテに選んだイタリアのトップパスティッチェーリのご紹介です。
レストランと違って、パスティッチェーリやパスティッチェリーアは、一度選ばれると変化が少ないので、今のイタリアのトップ、と言っていいでしょう。
まず1位に選ばれたのは、イタリアのパスティッチェーリのトップはこの人、とイタリア中が認める人、イタリアのモダン・パスティッッチェリーアの父こと、イジニオ・マッサーリ氏。
1942年ブレッシャ生まれで今年75歳。
16歳の時にスイスのパスティッチェリーアで働いたのがパスティッチェーレとしてのキャリアのスタート。
1971年にブレッシャでパスティッチェリーア・ヴェネトをオープン。
みんなから尊敬されています。
『ガンベロ・ロッソ』の記事によると、イタリアのドルチェを味は落とさずにもっと軽くしたのは彼の功績。
記事で、彼と対照的なパスティッチェーリと紹介されているのは10位のピエトロ・マチェッラーロ氏史。
まだ30台と、超若手。
カンパーニアの農家の生まれで、農園をやりながらイタリアで唯一のパスティッチェリーア・アグリーコラという個性的なコンセプトの店をやっています。
トップ10の顔ぶれを見ると、やはり常連で締められていますが、大御所も若手も、なかなか野心的。
-------------------------------------------------------
“パスティッチエーリ・ディ・イタリア2014”の記事の日本語訳は、「総合解説」13/14年12月号に載っています。
[creapasso.comへ戻る]
=====================================
登録:
コメントの投稿 (Atom)
ローマ帝国の中でも上質のワインと評価されていたタウラージはアリアニコのワイン。その評価の普及にはフィロキセラも一役買ってます。
今日のお題はタウラージ。 タンニンが強いのが特徴のカンパーニアのイルピーナ地方の上質ワイン。 アリアニコというぶどうから造られるローマ帝国の中でも上質のワイン。 北と南は比べられることも多くて何かとライバル関係。 南の代表、ナポリのワイン、タウラージは、北のワインバローロにたとえ...

-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
今日は、イタリア料理業界の最先端とは無縁の地方の村を紹介します。 ずばり、バジリカータのポッリーノ国立公園です。 イタリア人でさえ、よく知らないというバジリカータの、国立公園の、標高1000m以上の山の中にあるド田舎、もとい、大自然に囲まれた古くて素晴らしい集落です。 ...
-
今日はブラザートの話。 『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。 バローロのブラザート, photo by Silvio 記事によると、 ブラザート brasato は、イタリア語で「炭」という意味の“ブラーチェ brace ”の古い呼び方、“ブラーザ brasa ”が...
0 件のコメント:
コメントを投稿