2011年12月19日月曜日

サルデーニャのパスタ;マッロレッドゥス

今日はサルデーニャのパスタの話。
『ガンベロ・ロッソ』の記事の解説です。

サルデーニャのパスタと言えば、もっとも代表的なのは、ニョッケッティ・サルディgnochetti sardiことマッロレッドゥスmalloreddus。


Malloreddus
ニョッキ型の小さなパスタ、マッロレッドゥス


これは巻きすを使ったマッロレッドゥス。

Malloreddus


Malloreddus



巻きすでも立派にマッロレッドゥスになるものなんですねえ。

普通は筋付きの板を使いますが、元々は、チュリーリciuliriと呼ばれる細いイグサを編んだざるを使っていました。
イグサとは、畳やござに使われるあれです。

チュリーリ


↓筋付き板を使ったマッロレッドゥス作り(音声なし)





マッロレッドゥスとは、サルデーニャの方言で小さな子牛という意味。
なんでも、マッロレッドゥスのおなかがほっこり膨らんでコロコロした姿が、まるで子牛のように見えたところからこの名前がついた、と言われているようです。

えー、そうかなあ、と思ったけど、見てみたら、なるほど子牛のおなかに似てますよ!
ぷっくり膨らんでいて、しかもあばらの筋なんか見えたらマッロレッドゥスにそっくり。

E tu cosa vuoi?



マッロレッドゥスの話、次回に続きます。


-------------------------------------------------------

関連誌;『ガンベロ・ロッソ』2009年6月号
“サルデーニャのパスタ”の解説は、「総合解説」'08&'09年6月号に載っています。

[creapasso.comへ戻る]

=====================================

0 件のコメント:

寿司と刺身以外のイタリアンの生魚料理は、カルパッチョにタルタル程度。やっぱり生魚料理は日本料理の象徴。

昨今の世界中での寿司の流行には、生魚を食べる習慣が広まったということが根底にあります。 という訳で、寿司や刺身以外の生魚が初役の外国の料理は、他にどんな料理があるのでしょうか。 思い浮かばない・・・。日本人て生魚食べる割には、外国の生魚料理全然知らない。 日本料理の独壇場なんです...