2009年6月26日金曜日

シャコ

今日も、いただきもののお題から。
シャコです。


ヴェネチアの市場のシャコ, photo by Rui Ornelas


シャコはイタリア語では、“カノッキエcanocchie”。
他に、ヴェネトでは“カノーチェcanoce”、カンバーニアでは“スパルノッキsparnocchi”など、場所によって違う呼び方もします。
別名、「海のセミ」(チカーレ・ディ・マーレ)とか、「海のとうもろこし」(パンノッキエ・ディ・マーレ)とも言います。
ちなみに、英語だと“マンティス・シュリンプ”で、「カマキリ・エビ」という意味。


シャコのアル・ヴァポーレcanocchie al vapore(蒸しシャコ)の動画をどうぞ。
蒸すといっても蒸し器を使うのではなく、フライパンで蒸し煮にしています。
加熱時間はシャコの色が変わるまで(5~6分)。
冷めたら殻を取り、レモン汁ごく少量、塩、EVオリーブオイルで調味します。
プレッツェーモロのみじん切りを散らしてもOK。





次はシャコのラグーのガルガネッリ。
鍋に入れてシートをかぶせ、白ワインをかけて2分蒸し煮にします。
殻を取ったら刻み、オリーブオイル、にんにく、玉ねぎのみじん切り、唐辛子、白ワインで炒め煮に。
そして皮と種を取ったトマトを加えます。






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6 件のコメント:

くるり さんのコメント...

シャコのラグーのガルガネッリ、これいいですね。来年はこれかなぁ(笑)茹でシャコはアルトアディジェのゲヴュルツトラミネールやコッリオのトカイに合いましたが、南の白なら何がいいのでしょうかね?
ところで、プーリアで発音が悪かったのかカノッキエで通じなかったような気がします。絵を描いて通じましたが(笑)

prezzemolo さんのコメント...

くるりさん
そうそう、カノッキエでは通じないことありますよね。私もローマでそういう経験をしました。
ゆでシャコと北の白、いいですねえ。シャコのラグーのパスタは、パスタの種類に合わせて、それに縁のある地方のワインにするなんてどうでしょう。

くるり さんのコメント...

なるほどー。パスタの種類に合わせるのか。いいですね。実はガルガネッリは不得意科目なので、家ならリングイネかな。そうするとどこになるんだろう。パスタのなかでいちばん好きなのはタリオリーニなんですが、手打ちできないし。

prezzemolo さんのコメント...

くるりさん
リングイーネのルーツはリグーリアあたりですかね。リグーリアはサルデーニャのルーツの一つでもあるので、サルデーニャの白でもよさそう。やっぱりヴェルメンティーノあたりかなあ。

vittorio さんのコメント...

シャコいいですねー、私も大好きです。
ウチも今年は2回しか使っていません、シャコだけは死んでしまと身が仮面ライダーのショッカーのように熔けてなくなって中の内子だけになってしまうんです。仕入れにいって生きているの巡りあうと、嬉しくて帰ったら生きているうちにすぐヴァッポーレ仕込みです。

prezzemolo さんのコメント...

Vittorioさん
シャコの身がスカスカな時は、ショッカー現象が起きていたんですね!なあるほどー。勉強になりました。

バッカラはノルウェーとイタリアを結ぶ干物貿易の主役で、この航路は1450年作成の世界地図にも記載されるほど重要でした。

(CIR12月号)によると、ヴィチェンツァでは、この料理はCが1つなんだそうです。普通はバッカラはbaccalàでも、ヴィツェンツァでは、Cがひとつのバカラ。んなばかな、と思ったけど、地元のこの料理の専門家たちは、C一つで呼んでました。会の名前の刺繍もC一つ。リチェッタはP.11...