今日は、「総合解説」3月号の記事、“今月の食材”を、ビジュアル解説。
イタリアで3月が旬というと..、どんな食材があるのでしょう。
まず最初はマンダリーノ・タルディーヴォ。
マンダリーノは英語ならマンダリン・オレンジ。
みかんの一種。
ヨーロッパには中国から、15世紀にポルトガルやスペイン経由で伝わりました。
タルディーヴォは晩生(おくて)。
遅く熟す品種です。
イタリアでは3月に熟します。
こちらはシチリアはパレルモのチャクッリで栽培されている晩生マンダリーノ。
wikiによると(こちら)、日本からアメリカに伝わったみかんと同じ品種だそうです。
スローフードの保護食材で、アロマが強くて糖分が高く、皮がとても薄いのだそうですよ。
管理組合に所属するわずかな生産者のみが作っているマンダリーノです。
シチリアでは皮をカンディートにする利用方法が広まりました。
↓
シチリアでカンディートと言えば、カッサータ。
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タルディーヴォの代表的な野菜、ラディッキオ。
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次はアーリオ・オルシーノ。
野生のにんにく、行者にんにくのヨーロッパ産の亜種です。
下の動画はロンバルディアのヴァルキアヴェンナでの収穫風景。
イタリア各地の森の湿った場所に育ちます。
春の北部の山岳地はにんにくの香りがつきものなんだって。
冬眠明けのクマが食べて元気になる山草。
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さらに、ベネチア名物のソフトシェルクラブ、モエケもこの季節のもの。
3月にイタリアにいるなら、パレルモでチャクッリのタルディーヴォのカンディートで作ったカッサータを食べて、ベネチアでモエケを食べるなんてどうでしょう。
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