オリンピックも終わって、今朝は祭りが終わる時のちょっとさびしい余韻が残っていますが、今年のカーニバルはこれからが本番。
まだ引っ張りますよー。
シチリアで一番美しいカーニバルがうたい文句の、カターニア県はアチレアーレのカーニバル。
2013年のアチレアーレのカーニバルの観客へのインタビュー。
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なんと、レイヤーとゆるキャラの祭典だ~、超楽しそう~。
いやー、このシーズンイタリアに行く人は、週末が楽しみですねー。
前回は、イタリアのドイツ語圏ではクラプフェン、その他の地域ではボンボローニと呼ばれる揚げ菓子の話でしたが、今回はヴェネトのカーバルの揚げ菓子、フリトレの話です。
材料を混ぜて生地を作り、スプーンですくって油に落として揚げる一口サイズの可愛いフリッター。
『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事で紹介している、フリトレ売りが登場するガエタノ・ゲラルド・ザンピーニの、18世紀ヴェネチアの庶民の暮らしが分る絵というのはこちら。
18世紀と言うと、日本じゃ江戸時代中期。
そのころ、ヴェネチアあたりじゃ、こんなのを食べていたんですねえ。
生地に入っているレーズンはシチリアから運ばれたものだというから、当時、よその地方では、レーズン入りのお菓子は珍しかったかも。
これが18世紀末のカーニバルで大人気になったんだそうです。
18世紀といえば、ヴェネチアのカーニバルは最盛期を迎えていました。
なんと、今より豪華だったんだそうですよー。
その火付け役になったのが、ヴェネチア出身のカサノヴァです。
自らの女性遍歴を綴った自伝によって、カーニバルの神話性があおられて、好奇心一杯の観光客が街にあふれたんだそうです。
フェリーニ『カサノバ』(1979年)
↓
ところで、『ア・ターヴォラ』の“カーニバルのフリット”という記事で紹介しているリチェッタに、テンプラが2つもありました。
ひょっとすると、今、イタリアで一番トレンディーなカーニバルのフリットは、天ぷらかもしれません。
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関連雑誌;『ラ・クチーナ・イタリアーナ』、『ア・ターヴォラ』、フリトレとカーニバルのフリットのリチェッタは、「総合解説C&C」2012年2月号に載っています。
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