イタリア料理ほんやく三昧: チンクエ・スタジョーニ

2015年8月3日月曜日

チンクエ・スタジョーニ

ようやくですが、次号の「総合解説」の販売日は今週末です。
ちょっと面白そうな記事が『ピッツァ・エ・コーレ』、2015年1/2月号に載っていたので、ここでご紹介。
ちなみにこの雑誌は、イタリアのピッツァ業界の業界誌です。

その記事は、“レ・チンクエ・スタジョーニ”(webページ)というブランドのピッツァ用粉で有名な、モリーノ・アグジャーロという製粉会社の、創業家の一員で輸出部長のリッカルド・アグジャーロ氏へのインタビュー。

5 スタジョーニのPV
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コック服まで売ってるんですね。

インタビュー

御社は30年前にピッツェリーア専門の製粉業を始めて、いわばこの分野の開拓者ですが、このアイデアはどこから生まれたのですか?

 当時のアグジャーロ社の創始者は、このビジネスが今後成長するとを見抜いていました。
30年前、ピッツェリーアはパン用の粉を買っていましたが、配達の問題がありました。
そこで参入の余地があると考えたのです。
そしてそれ以来ずっと、ピッツァに最適な粉のことを研究、開発してきました。
結果的に、モリーノ・アグジャーロはピッツァ専用の粉を作って問屋を通して販売する最初の会社になりました。

御社とイタリアのピッツァイオーリとはどんな関係ですか?

 我が社の発展の基礎はピッツァイオーリです。
ピッツァイオーリ養成の学校を開いたおかげで、ピッツァイオーリが望む粉を作るための新しいアイデアや製品に対する無尽蔵のフィードバックを絶えず入手できるようになりました。

現在のイタリアのピッツァの平均的なレベルはどの程度なのですか?

最近になってようやく、ピッツァイオーリは適切な注目を受けるようになりましたが、イタリアを世界中に有名にした長い伝統のあるこの仕事は、ずっと前からもっと評価されるべきでしたね。
もちろん、食材の品質のよさがそれに貢献していることは明らかです。

国外に目を向けてみましょう。
外国へはいつから、どんな国へ輸出していますか?

 90年代末から、世界中に輸出するようになりましたが、量はわずかです。
小麦粉ような製品を輸出するのは難しいのです。
まだ主な顧客は移住したイタリア人ですね。

あなたの考えでは、どの国がイタリアのピッツァの文化にもっとも近く、敏感ですか?

絶対に日本ですね。
日本のシェフやピッツァイオーリは、頑なにイタリアの品質を求めています。


モリーノ・アグジャーロは、2003年に伝統的な製粉業者2社が合併してできたアグジャーロ・エ・フィーリアグループの一員です。
イタリアで最初のピッツァ用の粉と半加工品専門の会社となりました。
現在はパドヴァ、パルマ、ペルージャの3か所に工場があり、チンクエ・スタジョーニのラインはパドヴァにあります。
この工場では品質や技術の研究開発も行い、工場見学も受けつけています。


アグジャーロ社の古い水車小屋での粉ひき
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ピッツァ用の粉が30年の歴史しかないのは意外ですが、各メーカーがピッツァイオーリの要望を取り入れて作るのがピッツァ専用粉なわけで、ピッツァイオーリとの結びつきの強さが粉の人気に直結しそうですね。


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