今日はサルデーニャのパスタの話。
『ガンベロ・ロッソ』の記事の解説です。
サルデーニャのパスタと言えば、もっとも代表的なのは、ニョッケッティ・サルディgnochetti sardiことマッロレッドゥスmalloreddus。
ニョッキ型の小さなパスタ、マッロレッドゥス
これは巻きすを使ったマッロレッドゥス。
巻きすでも立派にマッロレッドゥスになるものなんですねえ。
普通は筋付きの板を使いますが、元々は、チュリーリciuliriと呼ばれる細いイグサを編んだざるを使っていました。
イグサとは、畳やござに使われるあれです。
チュリーリ
↓筋付き板を使ったマッロレッドゥス作り(音声なし)
マッロレッドゥスとは、サルデーニャの方言で小さな子牛という意味。
なんでも、マッロレッドゥスのおなかがほっこり膨らんでコロコロした姿が、まるで子牛のように見えたところからこの名前がついた、と言われているようです。
えー、そうかなあ、と思ったけど、見てみたら、なるほど子牛のおなかに似てますよ!
ぷっくり膨らんでいて、しかもあばらの筋なんか見えたらマッロレッドゥスにそっくり。
マッロレッドゥスの話、次回に続きます。
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関連誌;『ガンベロ・ロッソ』2009年6月号
“サルデーニャのパスタ”の解説は、「総合解説」'08&'09年6月号に載っています。
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