スモークサーモンの話、その2です。
スモークサーモンの食べ方のもっともクラシックなものと言えば、ブリニとサワークリーム添え。
これはロシアがルーツ。
ロシアやポーランドなど東ヨーロッパのユダヤ人によって、スモークサーモンは西ヨーロッパに伝わったのだそうです。
アメリカには、スモークサーモンとクリームチーズのベーグルという定番の組み合わせがありますが、そう言えばベーグルもユダヤ料理でしたね。
ロンドンのポーランド料理店のスモークサーモン、ブリニ、サワークリーム、ニシン、ビーツ、マッシュルームの盛り合わせ。
ニューヨークのスモークサーモン、クリームチーズ、トマトのオニオンベーグル。
ベーグルにはさむスモークサーモンのことは“ロックス”と呼びます。
アムステルダムのレストランのブランチ。
パリのカフェ。
どこの国でも、スモークサーモンを食べる時は素朴なパンとサワークリームやクリームチーズが欠かせないようですね。
ちなみに『ガンベロ・ロッソ』では、イタリア風の食べ方として、マスカルポーネと組み合わせるベックの一品を紹介しています。
ヨーロッパでスモークサーモンの消費量がもっとも多いのはフランス。
国産のスモークサーモンも色々あります。
中でもラベル・ルージュの製品は、厳格な規定で作られた製品としてヨーロッパでは高く評価されています。
そこでおまけの動画。
フランスの簡単なスモークサーモン料理をどうぞ。
↓スモークサーモンのオムレツ
↓スモークサーモンのタルトレット
↓スモークサーモンのルラード
次回はイタリアのスモークサーモン料理を探してみます。
-------------------------------------------------------
関連誌;『ガンベロ・ロッソ』2009年1月号
“スモークサーモン”の記事の解説は、「総合解説」'08&'09年1月号に載っています。
[creapasso.comへ戻る]
=====================================
2011年6月6日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
ゴルゴンゾーラのリゾットにブルーベリーを加えると、味だけでなく、色も衝撃的。
今月の(CIR)プリーモの2品目は、おそらく今月号の中で一番色が鮮やかな料理。 “ブルーベリー、桑の実、ゴルゴンゾーラのリゾット”です。 もちろんベースはゴルゴンゾーラのリゾット。 ゴルゴンゾーラはミラノが誇るチーズ。そもそもミラノはチーズの産地。 米もこの地方の名物。 なのでゴ...
-
グラナ・パダーノの話、その2です。 イタリアで流通しているハードチーズの50%近くを占めるグラナ・パダーノ(AC Nielsen調べ)。 2008年の生産量は、435万5347個でした。 平均的な販売価格は11.05ユーロ/㎏。 イタリアの硬質チーズの平均価格は12.70ユーロな...
-
今日はブラザートの話。 『ラ・クチーナ・イタリアーナ』の記事の解説です。 バローロのブラザート, photo by Silvio 記事によると、 ブラザート brasato は、イタリア語で「炭」という意味の“ブラーチェ brace ”の古い呼び方、“ブラーザ brasa ”が...
-
今日のお題はプリーモピアット。今月の「 総合解説 」P.5の料理です。 スパゲッティなんですが、料理名がやたらカッコイイ。 “アサシンのスパゲッティspaghetti all'asssassina”だって。 初めて聞きました。 聞いたこともない料理だったのに、逆にnetに...
0 件のコメント:
コメントを投稿