2022年2月2日水曜日

ローマ(ラツィオ)の名物ドルチェ、ヴィッショレのジャムとリコッタのクロスタータ。

ローマ料理のお題が続いています。
今月の(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の“ローマのプランゾ”の中で、いつか味見してみたいと思っているのは、リコッタのクロスタータです。(日本語のリチェッタはP.11)。
タルト生地(パスタ・フロッラ)にリコッタクリームを詰めた、クロスタータのルーツのような、シンプルなタルト。
実際、パスタ・フロッラは焼き菓子の基本で多くのドルチェに使われています。
ローマのユダヤ人の間で生まれました。

リコッタ・クリームのクロスタータ。


リコッタのクロスタータのバリエーションの一つは、ヴィッショレのジャムとリコッタのクロスタータ。
ローマの名物、ヴィッショレのジャム入りです。
ヴィッショレは(アマレーナ、マラスカ、サワーチェリー)とも呼ばれ、ローマだけでなく、マルケなど中部イタリア各地で実ります。
ジャムやリキュールにします。
あれ、マラスキーノってチェリーのお酒があったよね。これはヴィッショレの種から作るお酒でした。

グイド・トンマージの『クチーナ・ディ・ラツィオ・エ・ローマ』

の
ヴィッショレとリコッタのクロスタータcrostata di visdciole e ricottaを訳します。
材料/
《パスタ・フロッラ》
小麦粉・・300g
砂糖・・150g
バター・・150g+型用
卵・・1個
卵黄・・2個
塩・・少々、ノーワックスレモンの皮のすりおろし・・小さじ1
《詰め物》
ヴィッショレのジャム・・350g
新鮮な羊のリコッタ・・500g
砂糖・・100g
卵・・2個、卵黄・・1個

・パスタ・フロッラの材料を手早くこねて均質の生地にする(こねすぎない)。冷蔵庫で1時間休ませる。
・リコッタを裏漉しして砂糖、レモンの皮、溶いた卵と卵黄1個を加える。
・フロッラの2/3を伸ばして直径24㎝の型(バターを塗る)に敷き込む。
・底にジャムを塗り、リコッタのクリームを詰める。
・残ったフロッラを紐状に切ってクロスタータの表面と縁に斜め格子状にのせて飾る。
溶いた卵黄を塗り、180℃のオーブンで1時間焼く。
・冷めたら粉糖を振りかける。

ヴィッショレ(アマレーナ、マラスカ、サワーチェリー)のジャム。

マラスカの種で作る手作りマラスキーノ。


おまけの動画。イタリアにもこんなに見事に桜を咲かせている人がいました。

ヴィッショラの花は桜にそっくりですが、アーモンドやあんずの花も桜にそっくり。
ちょっと気が早いけど、今年も桜の花が楽しみな季節が近づいてきました。


=====================================

0 件のコメント:

ナポリ・ピッツァのマークはコメディア・デッラルテの道化、プルチネッラ。ゆるキャラがいない国ではこんな高尚なキャラがシンボル。

今日の(CIR)の料理は、1929年創刊の『La Cucina Italiana』の創刊95周年の祝いのパーティーで出された料理。 100年前の料理でも、全く時代遅れになっていないと自画自賛してますが、その料理は、“ドクター・パラゾーネのパッサテッリ”など。 まずドクター・パラゾ...