ローマ料理のお題が続いています。
今月の(CIR/クチーナ・イタリアーナ・レジョナーレ)の“ローマのプランゾ”の中で、いつか味見してみたいと思っているのは、リコッタのクロスタータです。(日本語のリチェッタはP.11)。
タルト生地(パスタ・フロッラ)にリコッタクリームを詰めた、クロスタータのルーツのような、シンプルなタルト。
実際、パスタ・フロッラは焼き菓子の基本で多くのドルチェに使われています。
ローマのユダヤ人の間で生まれました。
リコッタ・クリームのクロスタータ。
リコッタのクロスタータのバリエーションの一つは、ヴィッショレのジャムとリコッタのクロスタータ。
ローマの名物、ヴィッショレのジャム入りです。
ヴィッショレは(アマレーナ、マラスカ、サワーチェリー)とも呼ばれ、ローマだけでなく、マルケなど中部イタリア各地で実ります。
ジャムやリキュールにします。
あれ、マラスキーノってチェリーのお酒があったよね。これはヴィッショレの種から作るお酒でした。
ヴィッショレとリコッタのクロスタータcrostata di visdciole e ricottaを訳します。
材料/
《パスタ・フロッラ》
小麦粉・・300g
砂糖・・150g
バター・・150g+型用
卵・・1個
卵黄・・2個
塩・・少々、ノーワックスレモンの皮のすりおろし・・小さじ1
《詰め物》
ヴィッショレのジャム・・350g
新鮮な羊のリコッタ・・500g
砂糖・・100g
卵・・2個、卵黄・・1個
・パスタ・フロッラの材料を手早くこねて均質の生地にする(こねすぎない)。冷蔵庫で1時間休ませる。
・リコッタを裏漉しして砂糖、レモンの皮、溶いた卵と卵黄1個を加える。
・フロッラの2/3を伸ばして直径24㎝の型(バターを塗る)に敷き込む。
・底にジャムを塗り、リコッタのクリームを詰める。
・残ったフロッラを紐状に切ってクロスタータの表面と縁に斜め格子状にのせて飾る。
溶いた卵黄を塗り、180℃のオーブンで1時間焼く。
・冷めたら粉糖を振りかける。
ヴィッショレ(アマレーナ、マラスカ、サワーチェリー)のジャム。
マラスカの種で作る手作りマラスキーノ。
おまけの動画。イタリアにもこんなに見事に桜を咲かせている人がいました。
ヴィッショラの花は桜にそっくりですが、アーモンドやあんずの花も桜にそっくり。
ちょっと気が早いけど、今年も桜の花が楽しみな季節が近づいてきました。
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