フォカッチャ・バレーゼのリチェッタを訳すなら、人気店のものがいいので、どんな店があるのか探してみました。
まずは『クチーナ・イタリアーナ』の記事で紹介されている店。
チッタ・ベッキアにあるフィオーレ/Fiore。住所など詳細は今月のCIRのP.22にあります。
フォカッチャのリチェッタは店のオリジナル。
かなりの人気店のようで、動画もあれこれ公開しています。
下の動画はフィオーレのリチェッタがベースの一般的なじゃがいものフォカッチャ・バレーゼのリチェッタ。
材料/
0番の軟質小麦粉・・350g
セモリナ粉・・250g
水・・340ml
生イースト・・12g
砂糖・・5g
ゆでて潰したじゃがいも・・1個、150g
塩・・大さじ1、10g
トマト・・800g
オレガノ
オリーブ・・10粒
プーリア産オリーブオイル
・イーストを水少々で溶き、砂糖を加える。
・2種類の小麦粉、溶いたイースト、水200ml、ゆでたじゃがいも150g、塩10g、ぬるま湯、油をこねる。
・天板かテーリアに油を塗り、指で押して生地を広げて発酵させる。
・手でトマトをちぎりながらのせる。トマトの間にオリーブを埋め込んで油をまわしかける。
・塩とオレガノを散らす。250〜270℃のオーブンで25〜30分焼く。
youtubeを使いこなしてるフィオーレに対して、口コミで地道に人気を獲得している店が、El Focacciaro。詳細は今月のCIRのP.22。
じゃがいも入フォカッチャのリチェッタは、スローフードの
『パーネ・ピッツェ・フォカッチェ』
にも載っています。
パンツェロッティもバーリの、またはプーリアの名物。
もっと正確に言えば、プーリアの食べ物として北イタリアや外国にも広まっている半月型の揚げ物のストリートフードです。
別名カルツォーネ。
そもそも、ナポリではパンツァロッティpanzarottiじゃなくて、パンツェロッティpanzerotti。しかもカルツォーネじゃなくてコロッケでした。
パンツァロッティ↓
この違いは難しい。
そういえば、ブッラータもモッツァレラをレベルアップさせたチーズ。
ナポリとプーリアの食文化は根っこがそっくり。
かなり混乱してきましたが、プーリアのパンツェロッティはミニカルツォーネで、ナポリのパンツァロッティはポテトコロッケなのでした。
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『パーネ・ピッツェ・フォカッチェ』
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